9 to 5 Macによると、iOS 16.1からOS標準で入っている "Wallet(ウォレット)" アプリが削除できるようになるようです。
独占禁止法対策?
これまでも、ウォレットアプリが不要な場合は "非表示" に設定することは可能でしたが、アプリ自体を削除する事はできませんでした。
それがなぜ削除可能な方針に変更となったのか…‥
9 to 5 Macでは欧州連合によるApple Payに対する独占禁止法の適用を免れるためではないかと推測しています:
この動きは、AppleがApple Payに対する独占禁止法の苦情に直面している時に起こります。今年初め、欧州連合は、iPhoneのNFC技術を独自の支払いプラットフォームに制限したとしてAppleを批判する異議申し立てを共有した。7月、法律事務所のハーゲンス・バーマンも、iPhoneやApple Watchのユーザーにリーチするために銀行にApple Payの採用を強制したとして、Appleに対して訴訟を起こした。
(9 to 5 Macより:Safariの翻訳機能にて翻訳)
自由を優先すべきか、安全を確保すべきか
個人的にはセキュリティを重視した結果による制限だと思っているのでこれを『独占』と糾弾するのは(App Storeの30%マージンの件も然り)いささかお門違いのような気がしないでもありません。
- 自由だけどセキュリティリスクが高い
- 不便なところもあるけどセキュリティリスクは低い
みなさんならどちらを選びますか?
"普及を促す" という点で見たら前者なんでしょうけど、Mac vs Windowsという構図に置き換えた場合どちらが『ごく一般的なユーザにとって安心な環境が提供されていたか』を考えれば……ねぇ、僕なら後者の方が正解だと思うんですけどね。
( ˙-˙)。oO(見方によっては社の利益よりもユーザビリティを優先させてるってことだし)