Core i7仕様というよりも27-inchモデルに起こりやすいのかも知れないガラス割れ事故
新iMacの液晶部分を覆っているガラスカバーにひびが入っていた(割れていた)という報告は以前に少し触れましたが、いまもなおそのような報告が時折上がって来ているようです。
今のところ傾向として見えているのは以下の二点。
- 事例は全て海外での配送品
- 報告があるのは27-inch Core i7モデルのみ
Core i7モデルはオーダーメイドになるのでほかのモデルに比べると配送に依る割合がかなり高くなるはずです。被害報告がCore i7に集中しているのは多分この所為でしょう。
私は鑑識でもなければ物理学者でもありませんが、このひび割れは左下隅から突き上げるような力がかかった事を表しているような気がします。ひび割れが縦に走っているので横よりは下からの圧力でしょうし、ひびの始点がガラス下辺にあるからです。
またこの部分は柔軟性のあるアルミ素材と柔軟性に欠けるガラス素材が接している所でもあります。左下から力が掛かれば恐らくUnibody部分はマッチ箱を潰すような感じで僅かに撓むと思いますが、ガラスは同じように撓む事は出来ませんし、恐らくAppleクオリティによってガラスパネルの遊びは殆どないと思います。となれば力の逃げ場はありませんのでこのようなひび割れとなる、と考える事が出来ますよね。
以上の事から私は勝手に配送業者の過失であると決めつけていますが、もし仮にそうだとすればAppleには何らかの予防措置を講じてもらいたい気もしますね。例えばアルミとガラスの接触面に1mm程度の緩衝材を挟むとか、ガラスパネルを固定する金具に弾力性を持たせるとか…。そうすれば多少の力が加わったとしてもアルミの変形を幾らかは吸収できるでしょう。
まぁ、配送を丁寧にしてくれればそれが一番の策なんですけどね。日本は多分大丈夫でしょうけど、日本に届く前に壊れる…という可能性だってゼロではないですからね。