愛機 Mac のメンテナンスはしていますか?
日頃絶好調だと思っていても暗に小さな不具合を抱えている事があります。これを放置しておくと重大なトラブルに発展する場合も珍しくありませんので、せめて月に一度くらいはメンテナンスを実行する癖を付けるようにしておきましょう。
というわけで、やった事がない人はこの機会にどうぞ。
Mac OS X ユーザ
アプリケーションフォルダ > ユーティリティフォルダ
ここに"ディスクユーティリティ"というアプリケーションが入っているのでこれを起動します。
開かれたウィンドウの左側にリストされているドライブの中から"起動に使用しているディスク(Macintosh HD など)"を選択し、同ウィンドウ中央の下にある[ディスクのアクセス権を修復]をクリックします。
これで修復が実行されますので、あとは終了のメッセージが出るまでの数分間、処理を中断させずに黙って見守るだけです。
なお、OS のインストールROM(CD or DVD)から起動してアクセス権の修復をかけるのはお勧めできません。インストールROM から起動してのメンテナンスは[ディスクの修復]にとどめておきましょう。
( ˙-˙)。oO(注:Norton などの外部メンテナンスツールを使う場合は対応環境に十分注意して下さい。対応していない環境に対して修復を実行すると、最悪は起動できない状態に陥ります→ Norton Disk Doctor を Mac OS X v10.4 に対して実行する、など)
Mac OS 9 以下のユーザ
普通は標準の"Disk First Aid"で対応できますがちょっと性能が甘いので、Norton Disk Doctor のお世話になった方が安全性を維持しやすいと思います。
デスクトップの再構築もある程度定期的に行っておくとより健康な状態を保てます。
( ˙-˙)。oO(デスクトップの再構築:アイコンパレードが始まったら option + command キーを押下し続け、アイコンパレード終了後に再構築を確認するダアログが出たらキーを放し、[OK]をクリック。大きな障害に見舞われていなければ瞬時または数分で終わります。ただし深刻な障害がある時は Norton 先生の出番)
デフラグ(断片化の解消)について
Mac OS 9 以下の環境では Norton Speed Disk によって断片化の解消が可能です。
著しい断片化が起きていると Mac の動作が鈍くなるので「最近重たい気がする...」と感じている方は試してみて下さい。
Mac OS Xの環境では基本的にデフラグの必要はありません。簡単に言うと<断片化するもの>という前提で作られている OS だからです。
ただしデフラグの意味はない、という事でもないので、例えば映像編集のようにディスクの速度の影響を極端に受ける作業を主とする環境で使われている場合は専用ソフトを購入してデフラグを行うとある程度の速度改善が期待できます。
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# 2019年4月11日、本文体裁修正