おある意味「おまじない」的な側面もあるけど定期メインテナンスは怠るべからず
[2015/10/5 追記]2015年9月30日にリリースされたOS X 10.11 El CapitanではOSの仕様変更などに伴いディスクユーティリティによるアクセス権の検証/修復機能が廃止されたので本エントリに記載されている内容はほぼ関係なくなりました。
ディスクのアクセス権が狂ってしまうとMacの安定動作(玄人好みの表現ではないと思いますが気にしないで下さい)に影響を与える場合が多々あるため、定期的に、且つOSやソフトウエアのアップデート前後に検査・修復を行うのが基本(望ましい、と言うべきかな)とされています。説明書にある訳ではありませんが、長年のユーザの中では半ば常識として知られている事です。
ところが…!
今日の昼頃に拝見してたAppleWalkerさんによる「MacBook Air開封の儀(TwitCasting)」の中でディスクユーティリティによるアクセス権の修復の話が出て来たのですが、これに対して「アクセス権の修復って何ですか?」といったツイートが結構多かったのには正直言って驚きました…。
え?みんなメインテナンスしないで使ってるの (゚Д゚≡゚д゚) !?
確かにどこぞのOSに比べると格段に安定しているし不具合も起き難いのでメインテナンスを忘れがちになるのは仕方がない事かも知れませんが、かといって決してメインテナンスフリーなOSではありませんので、油断をしているとそのうち大打撃を食らう事にもなりかねません…。
というわけで、アクセス権の修復という事を知らない、やった事がないという方のために(ちょっと長文になりますが)できるだけ簡単に書いておきます。以下、知ってる方はスルーの方向で^^;
アクセス権の修復方法
非常に簡単、覚えてしまえば猿でも出来ます(笑)
以下、あえて小刻みに書きます。面倒に見えますが実際にはそんな事はありません。
- Macintosh HDのアイコンをダブルクリック
- アプリケーションフォルダをダブルクリック
- ユーティリティフォルダをダブルクリック
- ディスクユーティリティをダブルクリック
慣れて来たらFinder上で[shift]+[command]+[U]を押してみましょう。これなら一発でユーティリティフォルダが開きますので、上の1〜3の手順は一足飛びです。より簡単な方法は後述します。
ここまでで下のような画面が表示されます(画像は検証実行後のもの)。
- 左のリストから起動ディスク(普通はMacitnosh HD)を選択
- ウィンドウの真ん中付近にある[ディスクのアクセス権を検証]または[ディスクのアクセス権を修復]をクリック
- 10分前後 ( ゚д゚) ぽかーん………:もう少し時間が掛かる事もある(件数次第)
- おしまい
[〜を検証]では文字通り検証をするだけで修復は行われません。私の場合は常に修復させるつもりで起動しているので[〜を修復]をクリックしています。[〜を検証]は修復直後の再確認で時々使う程度です。
ときどき上図の様に一部修復できない(しない)もの、今だとJavaVM関係、SUID関係、ARD関係が出るかと思いますが気にしなくてもOKです。
どうしても気になる場合は今使っているOSと全く同じバージョンのCombo Update(今がMac OS X 10.6.4なら"Mac OS X 10.6.4 Update (Combo) "または"Mac OS X 10.6.4統合アップデート")をApple Supportからダウンロードして適用してみて下さい。OS関連での齟齬ならこれでなおる場合もあります。
メインテナンスでやる事というのは、上の囲みに書いた通りとても単純。ディスクユーティリティを起動して、然るべきボタンをクリックして10分程度待つだけです。作業も所要時間もたったこれだけですみますので、ぜひ定期的なメインテナンス(1〜2ヶ月に1回とか)として習慣づける様にしてください。これだけでもMacの安定性はさらに高まります(^^)
おまけ
以下の様にディスクユーティリティを登録しておくと、ますますメインテナンスに臨みやすくなりますので各自のお好みでお選びください。先に紹介した方法だと最短でも2プロセスを経ないとディスクユーティリティが起動しませんが、こちらの方法は1プロセス(1クリック)で起動するのでお手軽です。
私自身は3つ目の方法で登録してあります。あとは毎月5日、とか適当にスケジュールを決めてその日が来たらメインテナンスを行う様にしています。
アクセス権修復のエントリー、4〜5年前から毎年書いてる気がする(汗)