MacOS X / OS X / macOS(以下 macOS で統一)に備わっているDock(ドック)の表示に関するエントリ、全三回中の最終回。
第一回ではDockの基本を紹介。
続く第二回ではDockのルックスについてを紹介しました。
最終回の今回は、Dockのファイル・フォルダ領域(横型Dockの場合、境界線の右側のエリア)に関連する表示の設定について紹介します。
表示形式:フォルダ、スタック
Dockに登録されているフォルダを右クリックすると、表示形式の項目に "フォルダ" と "スタック" という項目があります。
これはDock上のフォルダをどういうスタイルで表示させるかというもので……と書いてもよく解らないと思うので下の画像を。
ダウンロードと示されているのは "ダウンロード" フォルダで、表示設定は "スタック" にしてあります。
左隣は "アプリケーション" フォルダで、表示設定は "フォルダ" にしてあります。
両者の違いを簡単に言うなら、Dockに登録してあるフォルダの中身が透けて見えているかどうか、というだけ。
(´-`).。oO(スタックの場合、フォルダの中身が空っぽならフォルダ図柄で表示される)
個人的にはスタック表示で使うことのメリットを何も感じていません(^^;
内容の表示形式:ファン、グリッド、リスト、自動
Dockに登録されているフォルダを右クリックすると、内容の表示形式の項目に "ファン" や "グリッド" などの4つの項目があります。
これはDock上のフォルダをクリックして展開した時にどういうスタイルで表示させたいか、というもの。
ファン
フォルダの中身がビックリ箱を開けた時のような感じでビヨ〜ンと表示されます。
なんとなく楽しげに見える表示設定ではありますが、実用性はあまり……(^_^;)
グリッド
フォルダの中身がタイル状に並んで表示されます。
実用性、視認性の高さに優れていますが、画面の占有範囲が大きいので狭い画面にはあまり向いていないかもしれません。
リスト
フォルダの中身をリスト形式で表示します。
ファンやグリッドに比べると表示が小さいので視認性は若干劣りますが、ほかの表示方法と違ってフォルダの階層を追いやすいのが最大のメリット。
書類フォルダのようにフォルダ構成が入り組んだものをDockに登録して使う場合はこのリスト表示が最適かもしれません。
自動
フォルダの中身が一定数以下の場合はファン、それを超える場合はグリッドで表示されます。便利なようですが、状況に応じて表示形式が変わるというのは実はあまり使い勝手は良くないように感じます (^◇^;)
表示順序:名前、追加日、変更日、作成日、種類
フォルダをクリックして展開した時に、中身をどういう順序で表示させるかを名前、追加日、変更日、作成日、種類の中から選べます。
- 名前:ファイル名で数字>英字>かな>カナ>漢字(読み)という優先順位のもと、それぞれを昇順(1→9、a→z、あ〜、ア〜)で表示
- 作成日:ファイルが作成(新規保存)された日の新しいもの順で表示
- 変更日:ファイルが保存(上書き保存など)された日の新しいもの順で表示
- 追加日:フォルダにファイルを追加した日の新しいもの順で表示
- 種類:フォルダを先頭に様々なファイルを種類別にまとめて表示
さいごに
何気なく鎮座しているDockなので、普段からあまり意識をすることなく当たり前のようにDockを使っている人が多いと思います。
それでも十分にDockとしての役目を果たしていると思いますが、そのままではDockの便利さを活かしきれているとはいえません。
さほど設定項目が多いわけでもなく、また面倒な手順を踏まなければ変更できないわけでもないので、折を見てちょこちょこ設定を弄るなどして自分なりのテイストに仕上げてみてください。
良い設定が見つかれば、きっと驚くほど使い勝手が向上するはずです。