りんごが好きなのでぃす

Macを中心に、たま〜にiPhoneやiPadなどの話題も届けていたら今年で26年目を迎えてました

曲がりやすいiPad Proは『美への執着』をAppleが放棄した表れでは

 

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2018年10月にリリースされた新しいiPad Pro。

ここ数日、曲がりやすいとか、新品開封したらもう曲がっていたと言った話が続々と報じられ始めています。

この件に関して、Appleは曲がりやすい製品であることを公式に認めました。

www.gizmodo.jp

公式に認められたということはつまり「そういう特性がこの製品にある」と公言したようなものなので、事と次第によっては曲がっていることを理由に交換を要求しても「それが仕様です」と突っぱねられる可能性が高くなった、とも言えるわけで。

その一方で、公式に認めることで今後リコール対応の可能性がちょっと出てきたかもしれない……とも言えますが、集団訴訟でも起こらない限り期待薄かも?

それで良いのか、Appleよ

そうなんですよ、曲がりやすいんですよ……テヘヘ(^-^;;

なんて言ってる場合じゃないんじゃないですかね、Appleさん。

 

曲がりやすい特性を持っていることを認めたということは、つまりその曲がりやすい特性を相殺する研究・工夫を怠ったとも言えないでしょうか。

確かにガラスとアルミでは素材の特性が違うし、製造工程上やむを得ないことがないわけでもないと思うけど、普通に考えて「曲がる」ことが予見される、あるいは確認ができているならなんらかの対策を施すのが普通。

厚みを工夫するとか、長手方向に補強部材を入れるとか、製造プロセスを見直すとか、現場のことも原材料のことも知識はないけど、この程度のことは思い浮かびます。

 

そういう工夫をしなかったんでしょうか。

それともそういう工夫・研究をしたけど製品発表に間に合わせるだけの時間的余裕がなくて断念したんでしょうか。

 

どっちにしても、かつてSteve Jobsが理想的な白さを放つiPhone 4を実現するためにリリースを延期しまくっていた頃に比べると製品の『 "美" への執着』は随分と軽くなってしまったもんだと思います。

製品の価格が上がっているのに、もし本当に私の推察みたいに『手間暇を放棄』する背景ができつつあるのだとしたら、Appleには先行き不安以上の不安を感じざるを得ません。

我々Appleファンは「美しい製品」を求めているのであって「美しそうに見える製品」を求めているのではありません。極論を言えば後者はまがい物ですから。