2018年3月28日未明、AppleはApple Pencilへの対応など多くの機能を向上させた新しいiPad(9.7-inch、2018)を発表しました。
モデル構成は先代同様32GBと128GBをベースにそれぞれWi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデル、そしてそれぞれに3色のボディカラー(シルバー、スペースグレー、ゴールド)が設定されています。
価格は据え置きで37,800円(税別)からで本日より販売が開始されています。
概要
画面サイズ
画面サイズは先代のiPad(5th Gen.)と同じ9.7インチで、解像度も2,048 x 1,536 pixelで変わりありません。
CPU
先代の "A9" チップから "A10 Fusion" チップにアップデートされ、CPU的にはiPhone 6sからiPhone 7への変化に相当します。
また今回のアップデートによりARに対応したのは大きな点かもしれません。
Apple Pencil
これまではiPad Proの特権でしたが、今回のアップデートにより無印iPadでもApple Pencilが使えるようになりました。
本体サイズ、重量
469g(Cellular版は478g)、240mm x 169.5mm x 7.5mm で先代iPadから変わりありません。
まとめ
iPad(9.7-inch、2017)はApple Pencilに対応しておらず、CPUも "A9" でしたから上位機種のiPad Proとは『価格差なりの性能差』がありました。
ただ、今回のアップデートによってApple Pencilに対応し、CPUも "A10"(ProはA10X)に変わったことから性能的にはその差が縮まった形になります。
(´-`).。oO(もちろんカメラやスピーカーなどProが優位な点はまだまだありますが……)
しかもiPad(9.7-inch、2018)は価格を据え置いてきているためWi-Fiモデルの高い方(128GB、48,800円)よりも、iPad Pro(10.5-inch、2017)のWi-Fiモデルで一番安い方(64GB、69,800円)が約20,000円高いということになります。
トータルの性能ではiPad Proの方が優れていますし、性能が劣る分、"A10"チップを積んでいるiPad(9.7-inch、2018)の方が "A10X" チップを積んでいるiPad Proよりも先にiOSのアップデート対象モデルから外される可能性がないとは言えません。
(´-`).。oO(それが何年後の話になるのかは分からないけど……)
その辺りを危惧するなら、少々値は張りますが現行のiPad Proを選択するかiPad Proのアップデートを待つのが賢明な判断と言えそう。
逆に、比較的短いスパンで買い換えるとか、Proほどの性能は無くても全然問題ないのであれば今回のiPad(9.7-inch、2018)は2016年発売のiPad Proにかなり近似した性能を有しているとも言えるので相当なお買い得製品とも言えるかもしれません。
iPad 9.7(2018) | iPad Pro 9.7(2016) | |
CPU | A10 Fusion | A9X |
Camera | 8MP / 1080p HD | 5MP / 720p HD |
size | 240 x 169.5 x 7.5 (mm) | 240 x 169.5 x 6.1 (mm) |
weight | 469g (wi-fi) 478g (cellular) |
437g (wi-fi) 444g (cellular) |
価格 | 37,800円(32GB)〜 | [当時]66,800円(32G)〜 [現在参考]50,800円(32GB、整備済製品) |
この辺りも勘案しつつ、また秋頃にあるであろうiPad Proのアップデートをどのように考えるか……その辺りを天秤に掛けながら自分に合っている製品を絞り込んでみると良いと思います。