iOS 11以降、Safariの設定内容によっては買い物などによる還元ポイントを得られない場合があるため設定を確認して欲しいといった旨を大手ポイントサイトが喚起しています。
Intelligent Tracking Prevention
Intelligent Tracking Prevention(ITP)とはサイト越えトラッキングのことで、簡単に言えばユーザがどういう経路を経てウェブページを渡り歩いているかを知ることができる情報のこと。
一般的に、ポイントサイト「G」のリンクからショッピングサイト「A」に行き商品を購入すると、所定の料率で計算されたポイントがポイントサイト「G」から利用者に還元されます。
これはITP(サイト越えトラッキング)を許可する設定になっているからで、逆にITPを認めない設定になっているとポイントサイトからは「どこ経由で何をした」という情報を得る術が断たれてしまうためユーザにポイント還元することができなくなります。
というわけで、頻繁にポイントサイト経由で買い物をする方は獲得漏れに遭わないよう、以下の手順で設定の確認・変更をしておきましょう。
サイト越えトラッキングの設定
iOS 11 Safariの場合は以下の手順で設定を確認し、必要であれば変更します。
- 設定.appを起動
- Safariの項目をタップ
- 画面をスクロールし、下方にある「サイト越えトラッキングを防ぐ」の右横にあるボタンをOFFにする
これでポイントの獲得漏れは基本的に起こらなくなるはずですが、このように設定することには多少の弊害も伴いかねないので冒頭にリンクを貼ってあるGIZMODOの記事を参考にするなどしてどちらの設定にするのが自分に適しているか考えてみてください。
サイト越えトラッキングは防ぎたいけど、ポイント獲得漏れも極力防ぎたい場合はITPを認めない設定にしてあるウェブブラウザ(ウェブ徘徊用)と、ITPを認める設定にしてあるウェブブラウザ(ポイントサイト利用用)とを使い分けると良いかもしれませんね……いささか面倒臭そうですけど(^-^;