次期iPad Airは『iPad Pro』にリブランドされるらしい……という噂が出てきましたが、ここにAppleのどういう狙いがあるのか考えてみました。
真っ先に思いつたのは……
ユーザが混乱するのを防ぐ狙い?
iPad Pro専用として販売されているアクセサリにSmart KeyboardとApple Pencilがありますが、これが次期iPad Airでも利用可能となった場合……
Smart Keyboard:【対応機種】iPad Pro、iPad Air 3(2016年モデル)
みたいな書き方をしなければなりません。
このような書き方はこれまでにも沢山あったので珍しくもなんともないと言えばそれまでですが、果たしてごくごく一般的なユーザにとってこれが『わかりやすい表記』と言えるかどうか。
では仮に、iPad AirをiPad Proに改称した場合……
Smart Keyboard:【対応機種】iPad Pro
で済みます。画面サイズも年式も関係なく『iPad Proなら使える』のは一目瞭然なので利用者側は購入する際に、少なくとも "対応機種" で悩むことは無くなります(自分のiPadがiPad ProなのかAirなのか分かってないとダメですけどw)
尤も、将来的には『iPad Pro 2(2017年モデル)以前は非対応』なアクセサリなどが出てくるかもしれませんからあまり説得力のある仮説とは言えませんが ^^;
『Air』ブランド廃止=ブランド整理の流れ?
例えばiPad Airの『Air』に、いまどれだけのプレミアム感(特別感)を感じられるでしょうか……。
あのiPadよりも薄くて軽いのがiPad Air!!
が成り立っていた頃は比較対象となる「あのiPad」があったから『Air』にプレミアム感がありましたが、iPad Pro、Air、miniという今の構成においては『Airよりも軽いmini(根本的にサイズが違うけれども)』がある以上は『Air』という名前にほとんど価値を見いだすことはできないように思えます。
ノート型Macについても然り。
比較対象となるMacBook Proがあって、それよりも信じられないほど薄くて軽いからこそ当初は『MacBook Air』の存在が際立っていました。
しかし、MacBook Proはモデルチェンジを重ねるごとにどんどん薄く軽くなっていったため、重さや薄さを争点にProとAirの違いを論じることは非常に少なくなりました。
つまりここでも『Air』ブランドの意味が……。
で、出てきたのがMacBook。
スペック的にはAirとの相違点は多々あるものの『薄さ、軽さ』という点においてはもはやAirもへったくれもないレベルで、Airに引導を渡すべき存在とも言えそうな刺客。
あぁ……MacBook Airの栄光よ、いずこへ (´;ω;`)ウッ…
というわけで……
完全に妄想の域を出ませんが、前述の仮説を基にしたらiPadやMacのブランディングは近い将来以下のような感じになる(目指している)んじゃないかな、と。
iPadシリーズ:iPad Pro(現iPad Airを含む)、iPad(現iPad mini)
ノート型Mac:MacBook Pro、MacBook(現MacBook Airを廃止)
デスクトップ型Mac:Mac Pro、iMac(Mac miniは廃止)
ちなみに「iMac」を残すのは、総称として用いられることが多々ある「Mac」との混同を防ぐため(を想定)。
iMac改めMacintoshなんてことになったら楽しいんだけど、それはないな (^_^;)
余談
ことのついでに極端な妄想を一つ上げておくと、何年後かはわかりませんがiPhoneがApple Watchに統合されるんじゃないかな、とも。
それはなぜか……
- 電話機(コミュニケーションツール)としてみた場合にiPhoneはデカすぎる
- Siriさんの成長次第では操作体系を極度に簡略化できる(できそう)
と言ったものが挙げられるかな。
まだ頭の中で整理しきれていないから、いずれある程度整理がついた段階で改めてエントリーする予定(は未定)です。