[option]キーを押しながらアップルメニューの「システム終了」や「再起動」を選択すると、通常は表示されるダイアログ(上図)が現れることなくシステム終了(再起動)が実行されます。
意外と知られていないけど基本仕様
なぜ[option]キーを押す/押さないで挙動に違いが出るのか。
「そういう仕様だから」と言ってしまうと身も蓋もないのですが、[option]キーを押す/押さないで挙動が違うんだよ……というのはきちんとメニュー項目が教えてくれています。
左が普通にアップルメニューを開いた場合、右が[option]を押しながらアップルメニューを開いた場合です。
赤枠の中、左は三点リーダ(…)があるのに右にはありませんね。
これが『挙動の違い』を表している部分で、具体的に言うと……
- 三点リーダなし:選択された項目が即座に実行される
- 三点リーダあり:選択後に引き続き何らかの操作や確認を求める画面に移る
という違いがあり、このような表示はOSの基本仕様として決められています。
なので他には例えば「ゴミ箱を空にする…」を選択すると……
消去して良いのかを確認するダイアログが現れますが……
[option]キーを押した状態だと「ゴミ箱を空にする」となるので……
確認ダイアログは現れず、即座にゴミ箱が空になります。
ダイアログを飛ばすときは慎重に
エントリーしておきながらこういうことを書くのはなんだけど、確認ダイアログを飛ばすと思わぬ事故に遭遇してしまう危険性が高まるので、[option]を押しながらシステム終了といった操作は習慣づけない方が良いと思います (^◇^;)
〔補足〕厳密には全角一文字分の三点リーダ(…)ではなく半角ピリオドが3つ(...)だと思いますが、便宜上三点リーダと表現させてもらいました