MacBook Air など RAM を自力で増量できない Mac のメモリが 2GB だったら
OS X Lion は 2GB の RAM が必要と記載されていますが、MacBook Air なんかは買ったあとにメモリを増設することができないので、これからMacBook Air を新たに購入する方はともかく、先代までの MacBook Airを使用されている方は OS X Lion の導入にちょっと躊躇いを感じられるかもしれないですね。
以下その悩みを解決するものではありませんが、概ね一般的(初歩的)な使い方をしている状態でのシステムメモリの使用状況を添付しておきます。
Mail.app と Evernote.app、それに Safari で Yahoo! や twitter など適当に 5 つのサイト (タブ) を表示させた状態で[確保中:2GB]の表示になっています。
BetterTouchTool や Dropbox、GrowlHelperApp など誰もが使っているとは言えない細かいものが幾つか起動している状態なので厳密には 2GB に満たない容量が確保されていると思います (とはいえ誤差の範疇かな…) 。
これ以上のアプリを起動できない訳ではありませんが、ここから先は Mac の性能により使用感に大きな違いが出てくるものと予想されます。
鍵を握るのは恐らく HDD と SSD のどちらで稼働しているか……。
急激にモッサリしてくるのは HDD 環境。こちらは使いかたを考えないと 2GB RAM では快適とは言えない状態が時折顔を覗かせることが予想されます。
これに対して SSD はそこまでのモッサリ感は出ないと思います。2GB RAM でも HDD ほどの遣繰りは必要ないだろうと思われますが、強いて言えば SSD へのアクセスが増える事により SSD の寿命が短くならないかが少々不安が残るところ。
OS X Lion の導入に際し、RAM の増設が無理・困難な MacBook Air や Mac mini (アルミ筐体以前) ではある程度の心づもりをしておいた方が精神衛生上良いかもしれないですね(苦笑)。
以上のことから、これから OS X Lion を導入するのであれば RAM は 4GB 以上に増設してから、これから新しい MacBook Air などを購入される場合はなるべく 4GB 仕様のもの、或は 4GB に BTO したものを買われた方が安心して永く使えるんじゃないかと思います。
なお、これらはあくまでも個人的な予想でしかありませんので、より詳しい検証などが必要な方は実際に MBA を使われている方々、或は SSD などの知識に長けている方々によるブログなどを参照して頂きたく思います。