近い将来採用される…かもしれないAppleが申請中の特許
まずはPatently Appleが「Apple Wants the Magic Mouse to Rock'n Roll!」というタイトルで紹介している3Dマウスの特許。現在のマウスの大半はマウスの平面移動による操作、つまり2D (二次元) の操作しか出来ませんが、Appleの申請している特許ではこれに「前後の傾き(ピッチング)、左右の傾き(ローリング)、水平面上での回転(ヨーイング)」という操作方法が加えられようです。
具体的には、ピッチングで上下スクロール、ローリングで左右スクロールが可能となるので従来のマウスホイールよりも指先の運動量は軽減されそうですし、ドラッグによるスクロールと比べても肘から先の前腕の負担が幾分軽減されそうです。ヨーイングでは画像の回転といった操作が可能になり、これはiPod touchやMacBook Proなどのマルチタッチ操作よりも更に直感的で扱いやすそうにも思えますが、状況によっては逆に操作が幾分煩雑になるような気もします。尤もAppleのやることですから、余計に手がかかるような設計にはしないのでしょうけど…。
このマウスだとジョイスティックは殆ど必要なくなりそうですね。飛行機ものやレースもののようなアナログ入力向けのゲームにはうってつけかもしれません。
【参考】Macin' Blog|AppleがMagic MouseでRock’n Rollな特許
つぎ。
こちらもPatently Appleが「Will Liquid Cooling be Coming to the iMac?」というタイトルで紹介しているものだそうで、文字通り「iMacに水冷システムが組み込まれる日が来るのか?」と。
端的に言うと、今後のiMacが採用するCPUなどの性能によってこれまでの空冷システムでは十分な冷却効果が期待できなければ、より冷却効率の高い水冷システムを採用してくるかも知れないという話。CPUやGPUはもちろんのこと、大型ディスプレイが発する熱の事もあるのでことと次第によっては十分にあり得る話ですね。
ただ、現行のiMacは液晶面以外をアルミニウムで覆っています。これはある意味『全身ラジエーター状態』とも言えますのでまだ暫くは内部設計の工夫で対応できそうな気もします。設計の工夫を上回る勢いで内部の発熱が飛躍的に増大する仕様になるとも考え難いし…。ただ、『静音性』を重視して空冷システムから水冷システムに切り替える、という考え方は一つの選択肢なのかもしれません。
ところでHDDとSSDなら、どっちの方が発熱量が高いのかしら?もちろん使い方にもよるんだろうけど…