Mac OS X 10.5.8 - りんごが好きなのでぃす

Leopardの最新マイナーアップデート、v10.5.8がリリースされています

8月6日、AppleはMac OS X LeopardのマイナーアップデートとなるMac OS X 10.5.8をリリースしました。Mac OS X 10.5.8では10.5.7で見られた不具合の改善ならびに互換性の向上が行われています。Appleのリリースノートによると改修点は以下の通り。

Safari v4.0.2 が含まれています。
Safari 4 の Full History Search の正確性が改善されました。
システム環境設定の「ディスプレイ」パネルに特定の解像度が表示されないことがあるという問題が解決されました。
Aperture の画像を Automator にドラッグしたときに Aperture のアクションが起動されるようになり、誤って iPhoto のアクションが起動されることはなくなりました。
デジタルカメラから大きな写真やムービーファイルを取り込めないという問題が解決されました。
外部装置、USB Web カメラ、プリンタによる Bluetooth の全体的な信頼性が向上しました。
起動に時間がかかる原因となっていた問題に対処しています。
MobileMe Sync および CalDav による iCal の信頼性が向上しました。
iDisk および MobileMe によるデータの信頼性に関する問題に対処しています。
AFP による全体的な信頼性が向上しました。
管理対象のクライアントによる全体的な信頼性が向上しました。
AirPort ネットワークへの参加の互換性と信頼性が向上しました。
同期サービスの信頼性が向上しました。
一部の他社製カメラの RAW イメージサポートが追加されました。
何種類かの外付け USB ハードディスクとの互換性が改善されました。
セキュリティに関する最新の修正が含まれています。

色をつけた項目が中でも比較的ユーザの期待度に直結すると思われるアップデート項目です。USBハードディスクとの互換性改善が含まれていますが、これは10.5.7 Updateによって生じていたBUFFALO社製を含む一部の外付けHDDが使えなくなった問題への対処だと思われますが、10.5.8の適用によって一時的に利用できなくなっていた外付けHDDが使えるようになったかは現時点で不明です (人柱さんによるレポート待ち)。

［15:23追記］レポートによると、10.5.7で認識不能に陥ったBUFFALO製HDDが10.5.8では正しく認識されるようになったとのこと。報告者は10.5.7で件のトラブルに見舞われたため即座に10.5.6に戻し、この問題に対処するための同社の有償サポートは利用せずにそのまま今日まで使い続けていた模様です。

アップデートはアップルメニューから「ソフトウェア・アップデート...」を選択して画面の指示に従うだけでOKですが、できればAppleのサイトから"Mac OS X 10.5.8 Combo Update (統合アップデート) "をダウンロードして適用することをお勧めします。時間は余計に掛かりますがアップデートの信頼性という点においてはソフトウェア・アップデートよりも確実です。

［2009/8/7 15:30 追記］一部の環境ではCombo Updateでのアップデートが正常に終わらないことがあるようです。また今回のComboは些か問題を抱えている気配もありそうなので、10.5.7を使っている方はソフトウェア・アップデート経由で、10.5.6を使われている方は手動で10.5.7にアップデートしてから10.5.8へ、10.5.0〜10.5.5を使われている方は10.5.6 Comboでアップデート後、手動で10.5.7、10.5.8と段階的にアップデートしてみて下さい。手間ですが、この方が良いかもしれません。

なお、これもアップデータが公開されるたびに書いていることですが、アップデートの実行前と実行後には『必ず』ディスクユーティリティを起動し、起動ディスクのアクセス権の修復を行って下さい。時間はかかりますが、この手間を惜しむと結構高い確率で不具合に見舞われます (こまめにメインテナンスをしていれば大丈夫ですが) 。

さらに心配性な方はMouseとKeyboard以外のUSBならびにFirewire接続の外部装置を全て外してからアップデートすると良いでしょう。今はここまでやる必要は無いようですが、Mac OS X 10.3頃まではこの方法が推奨されていました (はず) 。

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