セキュリティ上の深刻な脆弱性の修正や FaceTime オーディオ通話機能の追加など
2月25日、Apple は "OS X Mavericks 10.9.2 Update" をリリースしました。
このアップデートによる主な変更点は以下の通り。
- FaceTime オーディオ通話の発信機能を追加
- FaceTime オーディオ通話およびビデオ通話での割り込み通知機能を追加
- iMessage の着信を送信者別にブロックする機能を追加
- "メール" の未開封メッセージ表示件数の正確性が向上
- "メール" で一部のプロバイダから新規メッセージが取得できない問題を修正
- Safari の自動入力の互換性を向上
- 一部の Mac でオーディオに歪みが生じる問題を修正
- SMB2 によるファイルサーバ接続時の信頼性が向上
- VPN 接続が解除される問題を修正
- "メール" と Finder の VoiceOver による操作性が向上
App Store アプリを起動、またはデスクトップ左上のアップルメニューから「ソフトウェア・アップデート...」を選択することでアップデータの確認と適用が行えます。アップデート実行後はアクセス権の修復を行うことをお勧めします。
漠然とした不調を感じている場合は Combo Update を試してみて
OS X 10.9.0 または 10.9.1 を使っている環境において『何となく調子が良くない気がする……』という漠然とした不安を感じられている場合は、まずディスクユーティリティ.app で一連のメインテナンスを行ってから、10.9.2 Combo Update(統合アップデート)を適用してみて下さい。必ずとはいえませんが、調子が改善することがよくあります。
理由の簡単な説明は過去のエントリー(Mac OS X、アップデートに際して覚えておきたい事)をごらん下さい。
OS X の統合アップデートは 10.x.2 以降からリリースされます。アップデート適用直前の OS バージョンが x.2 以上離れている場合(今回の場合は 10.9.0)はソフトウェア・アップデートの画面に現れますが、直前または当該バージョン(今回の場合は 10.9.1 か 10.9.2)が動作している場合は Apple Support のダウンロードページから Combo Update をダウンロードして適用します。