メール転送サービス開始でMNP利用最大の懸案事項も解決？
ringo-sancoさんによると、携帯電話事業者4社がMNP (Mobile Number Portability) のサービス向上のためにメール転送サービスの導入を検討していることを読売新聞が伝えている、とのこと。
MNP制度導入以前は携帯キャリア (docomoやau、SoftBankなど) を変更すると否応無しに電話番号が変わってしまいましたが、現在はMNPを利用すればキャリアを乗り換えても今までの電話番号をそのまま利用できます。しかし、どうしても避けられなかったのがメールアドレスの問題。キャリアを変更すれば当然ながらメールアドレス (ドメイン；@docomo.ne.jp、@softbank.ne.jpなど) が変わってしまうので、メール送受信の相手が多い人にとってはアドレス変更の通知の煩わしさ等からキャリア変更の大きな足かせになっていました。
現在は他社ケータイからアドレス帳を引っ越す際にショップの店頭に設置している機械を介してアドレス変更の通知を一斉配信してくれるサービスなどがありましたが、メール転送サービスを開始してくれれば通知の一斉配信よりはユーザやショップ店員の手間が幾分軽減されそうなのでぜひとも実現して欲しいものですね。
なおこの検討課題とは別に、現在キャリアごとに独立しているSMSサービスについても検討されているそうで、話し合いによってはキャリアを跨いでSMSの送受信が可能になるかもしれないそうです。若干料金のことが気になりますが、電話番号宛で送受信するSMSはMNPの恩恵を受けやすいサービスなので (先方が予告なくキャリア変更していた場合、メールアドレスは変わってしまうので遅れなくなるが、MNPさえ利用してくれていればSMSなら送れる) こちらも是非実現して欲しいものです。これはMNP利用者本人というよりも、その人とつながりのある人たちへのメリットが大きいですね。
