2018年1月24日、AppleはOS X 10.11 El CapitanならびにmacOS 10.12 Sierra向けにセキュリティアップデートをリリースしました。
これらのアップデータはMacにも採用されているIntel製CPUの脆弱性(Meltdown)に対応するものです。非常に深刻な不具合なため対象環境を利用している方はできるだけ速やかにアップデータを適用してください。
ただし、限定的な注意事項がありますので以下に記しておきます。
ESET製アンチウイルスソフトユーザは要注意
ESET製のアンチウイルスソフト "ESET Cyber Security Pro" がインストールされている環境に上記アップデータをインストールすると数分おきにMacが再起動を繰り返すという事案が発生しているようです。
【情報共有】ESET CybersecurityPro ユーザーはアップデートに注意 !
— Ryo@りんご大好き (@macmacintosh) 2018年1月24日
セキュリティアップデート 2018-001 10.12.6適用で再起動を繰り返す | 公式 Apple サポートコミュニティhttps://t.co/o2gqQoSecu
対処法は上記引用にあるAppleサポートコミュニティ内にも記されていますが、大雑把にまとめると……
- ESET Cyber Security ProをアンインストールしてからAppleのSecurity Updateを適用する
- ESET Cyber Security Proをアンインストールする前にAppleのScurity Updateを適用してしまった場合は、MacをセーフブートしてESET Cyber Security Proをアンインストールする
- ESET Cyber Security Proの当該問題に対応したアップデータがリリースされるまでそのまま使い続ける:AppleのSecurity Update適用を保留する
いずれにしてもESET側で対策(アップデータのリリース)があるか、Apple側でSecurity Updateの修正が行われるまで一時的 "セキュリティを下げる" という矛盾状態に置かれることになってしまいますので、判断が難しいですが自身の使い方に対してより適切と思われる方法を選んでください。