MacRumorsを始めとするApple系情報サイトでARMベースのMacBookと、極細ベゼルのiMacがアナウンスされるのではないか、という未確認情報が報じられています。
どちらも噂としては結構前からあるけれど、今回はこれまでと違ってちょっと現実味を帯びてきているのかな……という、別に何の根拠もないけどそんな印象があります。
このブログは噂話を取り上げないのが基本スタンスですが、今回はちょっと気になったのでさらっと紹介します。
ARMベース?
大雑把に言えばIntel製の "Intel Core i5" などから、iPhoneやiPadで採用されている "Apple A11 Bionic" のようなApple製のCPUに置き換えられる、ということかな。
厳密には違うかもしれないけど、2006年にMacのCPUがPowerPCからIntelに変更された時と同じような改革、と考えても良いのかもしれない。
仮にそう考えても良いのなら68000系(Motorola)>PowerPC(IBM)>Coreシリーズ(Intel)と来てこれで4回目の変更ということになりますね。
専門的なことはよく分からないけど、ARMベースとなるとプログラムレベルで仕様が違ってくるだろうから、今のIntel Macで使うことが前提で設計されているプログラムは動かなくなるかもしれない……となるとMac OS X 10.4 Tigerで採用された "Rosetta " 的なものが再び導入されることになるのかな?
どうなんだろう……Rosettaも移行の緩衝機関として3年ほど提供されてユーザ負担を軽減してくれていたので、IntelとARMでプログラムの互換性がないなら同じような仕組みは提供して欲しいよね、じゃないと経済的負担が大きくなりそうで怖い(^-^;
まずはMacBook系から?
WWDCでアナウンスされると噂されているものの、これはあくまでも "紹介" あるいは "予告" 的なものであって実機がリリースされるのは2021年に入ってから、とか。
いきなりハイブランド機から改革を断行するのはリスクが大きすぎるので、実行するならおそらくエントリレベルからでしょう。
ノートならMacBook Airか "MacBook" を復活させての投入ということに?
スペック的にはおそらくiPad Proと肩を並べるかちょっと上くらい、になるのかな。
余談ですが、PowerPCからIntelに切り替わった時にハードウェアの名称がPowerBookからMacBook Proに変わったように、ARMベースとなった暁にはブランド名が変わる可能性もゼロではないかもしれません(可能性は低そうだけど)
極細ベゼルのiMac?
ノート型のARM採用がMacBookからということであれば、デスクトップ型はiMacが先陣を切ることになりそう(Mac miniは立ち位置が中途半端なので)
MacRumorsの別の記事ではこれに合わせてデザインを新たにしたiMacがアナウンスされるんじゃないか……というSonny Dickson氏の話も紹介しています。
2007年にリリースされたアルミ削り出しボディのiMacと、そこから大掛かりなデザイン変更をすることなく現在に至っているiMac。
もう13年もほぼ同じデザインで来ているのでそろそろイメージチェンジが図られても良いですよね……古臭さは感じないけどさすがにちょっと飽きてきました(^-^;
ARM iMacについては外観デザインの変更に合わせて内部仕様の改革も予想されていて、そのひとつとしてHDD(Fusion Driveを含む)との決別が挙げられています。つまりMacBook Pro/Airと同様にHDDからSSDに置き換えられるだろう、と。
そうなると値上げが懸念されますが、遅かれ早かれHDDと決別する日は来るでしょうからIntel>ARMへの切り替えタイミングに合わせるのは好機かもしれませんね。
デザイン的にはiPad Proのような薄くてエッジーでベゼルレスに近いルックスがイメージ画像として紹介されていて、悪くない気はするものの既視感がないわけでもないのでもう少し "Appleくささ" が滲み出るようなデザインを期待したいところです。