Mac OS X 10.6 Snow LeopardではワイヤレスWANを標準サポートする…のか?
AppleInsiderによると、デベロッパに配布されているMac OS X Snow Leopard (最新ビルド) のシステムプロファイラに「WWAN」の項目が追加されているとのこと。"Network"の項目に表示されている事から、USB経由やPCカード経由ではなくMac本体にWWANが備わっている (対応している) ことを指している、とのこと。
[クリック]で元画像掲載ページへ:Image from AppleInsider
ただ、画像を注意深く見てもらうと分かるのですが、"WWAN"の項目だけほかと比べると微妙にテキストの色が濃く、またジャギーも目立ちます。加えて次項の"Software"との行間がほかに比べると僅かに広いことから、恐らくここに掲載されている画像はフェイク (或はモックアップ) ではないかと思われます。だからといってガセネタであると断言する事はできませんが、話半分程度に受け止めておいた方が賢明なようです。
ちなみにMacBook系に3Gネットワークに関する何らかの仕様追加が行われるようだ、という噂はここ2ヶ月くらいの間に少しずつ聞かれるようになっています(これが先の情報をガセと決めきれない理由)。
パソコンのワイヤレス通信としてはワイヤレスLAN (無線LAN) が知られており、WWANも無線基地局を介してネットワークを確立するという点では似たようなものです。ただし、無線LANは建物内あるいは公衆の場などに固定されている基地局を中継するので、パソコンを基地局からの電波が届いている範囲内に持ち込まなければなりません。これに対してWWANの場合はケータイなどの移動通信端末を基地局として利用するので、ワイヤレスLANのように電波を探して彷徨う必要はありません (もちろんケータイなどが圏外になっていては意味がありませんが)。
これが実現するなら当然「iPhoneを基地局に‥」なんて事にもなるのかな?これが所謂「ティザリング絡みのゴタゴタ」の根本的な原因だったのでしょうか…。
【ネタもと】
AppleInsider|Snow Leopard to support native 3G Wireless WAN hardware