Mac OS X 10.3で動作するWebブラウザ、更新の壁がやって来た…
2004年10月15日に最後のバージョンアップ(10.3.9)が行われたMac OS X Pantherですが、この環境で動作するWebブラウザの更新がいよいよ終焉を迎えることになりそうです。
・Safari(Apple)
最新版はSafari 3.xだが、Mac OS X 10.3 Pantherで動作するのはSafari 1.xまで。Safari 1.xは2006年1月にリリースされているSafari 1.3.2が最終。
・Firefox(Mozilla)
最新版はFirefox 3.xだが、Mac OS X 10.3 Pantherで動作するのはFirefox 2.xまで。」Firefox 2.xは先日リリースされたver 2.0.0.20が最終版になる。
・Camino(Mozilla, Camino Project)
最新版はCamino 1.6.6でPantherでも使用可能。但し、Pantherで動作するのはCamino 1.xまで。次期メジャーアップデート版となるCamino 2.xからはPanther非対応となる。ver 1.xのメンテナンスリリースがいつまで継続されるかは不明。
・SeaMonkey(Mozilla, SeaMonkey Project)
最新版はSeaMonkey 1.1.14でPantherでも使用可能。但し、Pantherで動作するのはSeaMonkey 1.xまで。次期メジャーアップデートとなるSeaMonkey 2.xからPanther非対応となる。ver 1.xのメンテナンスリリースがいつまで継続されるかは不明。
・Opera(Opera Software)
最新版はOpera 9.6だが、動作環境として公式にサポートされているのはOpera 8.xまで。公式なリソースを見つけられなかったが、状況的にみて次期メジャーアップデート版となるOpera 10.xからはPanther非対応となる公算が大きい。
上記の通りFirefoxはPantherで使えるバージョンの更新が終わったと言える状況にあり、またCamino、SeaMonkey、OperaについてもPantherで使えるバージョンがいつまで更新されるか判らない状況です。
もちろん最新版でなくてもWebブラウジングは可能ですが、Webコンテンツが高度化&複雑化し続けている以上いつかは処理の限界に達しますし、それ以上にセキュリティ面のリスクが日増しに高くなります。古いバージョンを使い続ける場合はこのような点を十分に認識しておく必要があるでしょう。
【補足】セキュリティを保つという観点ではInternet Explorerを使い続けるなんて論外中の論外です