2023年5月24日、AppleはFinal Cut Pro 10.6.6をリリースし、併せて価格がこれまでの48,800円から3,800円値下げして45,000円に変更されています。
このアップデートによる主な変更点は以下の通り:
- iPad用Final Cut Proからプロジェクトを読み込んで、驚異的なパフォーマンス、先進の色補正ツールなどを活用できます。
- 自動色管理により、使用する色空間に合わせてビデオをインテリジェントにトーンマッピングしながら、HDRおよびSDRクリップを同じプロジェクトで簡単に編集できます。
- プロフェッショナルなデザインのタイトル、エフェクト、トランジション、ジェネレータから成る新しいコレクションから選択して、ビデオの仕上がりのレベルをさらに高められます。
- カラー調整エフェクトを使って色調整作業を改善し、新しいカラープリセットを適用して個性的な見た目のクリップを作成できます。
- シーン除去マスクを使えば、グリーンスクリーンを使用せずに被写体の背景を消去および置換できます。
- 新しいProRes RAW設定ウインドウを使って、ProRes RAW ISO、色温度、露出オフセットを簡単に調整できます。
- カメラの製造元が提供するApple ProRes RAWプラグインをインストールし、そのカメラのセンサーに最適化された設定を確認および調整できます。
- Appleシリコンを搭載したMacコンピュータのハードウェアアクセラレーションにより、最大8K解像度でHEVCに書き出せます。
- マルチカムクリップの画面が黒くなる問題を修正しました。
- EXRへの書き出しにアルファチャンネルを含められるようになりました。
- 写真ブラウザからビデオクリップを追加するとタイムラインに低解像度ファイルが表示される問題を修正しました。
- LUTが埋め込まれたSony FX9クリップをFinal Cut Proで読み取れない問題を修正しました。
- Canonクリップが収録されたexFATフォーマットのSDカードがマウントされていると、Final Cut Proの起動に失敗する問題を修正しました。
また、先日予告されていたiPad用のFinal Cut Proも本日リリースされています。
macOS用のFinal Cut Proは買い切り型ですが、iPad用のFinal Cut Proは700円/月または7,000円/年のサブスクリプション制となっていて買い切りの設定はありません。