2018年4月9日、AppleはFinal Cut Pro X 10.4.1をリリースしました。
このアップデートによる主な変更点は以下(続きを読む)の通り。
Final Cut Pro X 10.4.1
クローズドキャプション
- Final Cut Proプロジェクトにキャプションファイルを読み込み、接続され同期されたキャプションをタイムラインで自動的に作成
- キャプションをビューアに直接表示
- インスペクタを使ってテキスト、カラー、画面上の位置、タイミングを調整
- 複数の言語とフォーマットのキャプションを同じタイムラインで作成
- タイムラインインデックスに追加された“キャプション”タブで、テキストを検索、キャプションを選択、キャプションのバージョンをすばやく切り替え
- タイムラインでオーディオクリップやビデオクリップにキャプションを接続
- ビデオに埋め込まれたキャプションを抽出し、Final Cut Proで直接編集
- ワンステップでプロジェクトをCompressorに送り、オーディオファイル、ビデオファイル、キャプション、字幕を含むiTunes Store対応のパッケージを簡単に作成
- 検証インジケータで、キャプションのオーバーラップ、不適切な文字、無効なフォーマットなどの一般的なエラーについて即座に警告
- 書き出すビデオファイルにキャプションを埋め込むか、別個のキャプション・サイドカー・ファイルを作成
- キャプション付きのビデオをYouTubeとVimeoに直接共有
- CEA-608とiTTのクローズド・キャプション・フォーマットをサポート
ProRes RAW
- ProRes RAWファイルのサポートにより、 カメラセンサーからのRAWイメージデータをそのまま使って読み込み、編集、グレーディング
- RAWイメージデータにより、ハイライトとシャドウの調整時に最高の柔軟性を実現。HDRワークフローに最適
- ラップトップとデスクトップのMacコンピュータでスムーズな再生とリアルタイムでの編集が可能
- 高効率のエンコーディングでProRes RAWファイルのサイズを縮小し、カメラのカードやストレージデバイスに保存できる素材を増量
- ProRes RAWフォーマットは元のイメージデータがより多く保持されるため、アーカイブ用に最適
- ATOMOSレコーダーとDJI Inspire 2ドローンで作成されたProRes RAWファイルまたはProRes RAW HQファイルにネイティブで対応
書き出し機能の強化
- 共有パネルに追加された“ロール”タブで、タイトルロール、ビデオロール、オーディオロールを1つの統合インターフェイスに表示
- 書き出すビデオファイルに含めるロールをすばやく表示、選択
- タイムラインのロール設定と有効/無効の状態を共有パネルに反映
- ビデオファイルにクローズドキャプションを埋め込むか、CEA-608またはiTTフォーマットの別個のキャプション・サイドカー・ファイルを作成