やはりiOSで培われた要素がふんだんに盛り込まれるようになる…ように感じる
来夏発売予定とアナウンスされたMac OS X 10.7 Lion。AppleのHPによれば、Mac App Store、Launchpad、Full Screen Applications、Mission Controlが紹介されているほか、スクロールバーのデザインや表示方法が従来のAquaデザインからiOS調のものに変えられるらしいという情報も聞こえていますね。
スクロールバーはウィンドウの脇にフロート表示されるような雰囲気らしいです。普段は非表示ですがマウスポインタを動かすといった何らかの変化があるとスクローロバーが浮き上がってくる、という仕様のようです。
Webkit用のCSSでスクロールバーを模したものが下図(表示/非表示には非対応)。
今回これに付け加えられた新らしい情報は…
- ウィンドウの拡大縮小が四隅でも可能になる(らしい)
- オートセーブ機能、アプリの復帰機能
- Dockで起動中アプリを示すインジケーターの廃止
ウィンドウのリサイズ。Mac OS X上のウィンドウの多くは右下隅をドラッグすると自在に縮小拡大ができますが、Mac OS X 10.7 Lionからは他の三隅、つまり各コーナーからも同操作で縮小拡大が出来るようになる、という事らしいです。
だとしたらタイトルバー周りにも意匠変更がありそうですね。特に左上の3つボタンは配置方法を変えないとドラッグによるリサイズはやり難そうです。iTunes 10でボタンが縦並びになったのはその所為か?(たぶん違う)
アプリの復帰機能というのは、恐らく従来のような『起動/終了』という概念とは異なる『アクティブ(使用中)/インアクティブ(待機中)』を基本とするiOS 4.xのマルチタスク的な考え方だと思われます。複数のアプリを起動させていても常にすべてが稼働しているとは限りませんので、退屈しているアプリはバックグラウンドに回して休憩させるという感じを私はイメージしています。
オートセーブ機能は多分前述の復帰機能に付随するものでしょう。バックグラウンドにアプリを回す際にオートセーブが発動して作成中のファイル、或はその時のアプリの状態を保存しておいて復帰に備えるものなんじゃないですかね?
このように『起動/終了』ではなく『アクティブ/インアクティブ』を基本とするなら、アプリの起動状態示すインジケーターはあまり存在意義が無さそうです。だから廃止なのかも知れません。尤も、現段階でたまたまインジケーターが灯らないだけという可能性も十分考えられますけど^^;