りんごが好きなのでぃす

Macを中心に、たま〜にiPhoneやiPadなどの話題も届けていたら今年で26年目を迎えてました

Time Machineのバックアップが遅くなった(気がする)時に確認すべきこと

 

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Time Machineのバックアップが遅いと感じたらこういうところを確認してみよう、という記事がOS X Diaryに載っていました。

▶︎ Fix Slow Time Machine Backups on a Mac | OSXDaily

主に日常的な遅さというよりも偶発的な遅さにフォーカスされた内容になっているので、後半に少しだけ補足を加えておきます。

1:初回バックアップはある意味特殊な状況

Macによってはバックアッププロセスが走り出すとMacの操作自体そのものが重くなる……ということがあるので、何GBものファイルをバックアップする羽目になる初回バックアップは夜、寝ている間にやっておいてもらうというのは一つの手です。

二回目以降のバックアップはなんらかの変更が行われたファイルだけをバックアップしていくいわゆる「差分バックアップ」なのでバックアップに掛かる時間は劇的に短くなり、その結果Macが重い……と感じる場面の減ることになります。

常に重い……のではなく、たまたま重いという顕著な例。

2:再バックアップを指示してみる

ファイル容量の割には随分バックアップに時間が掛かっていると感じる場合はバックアップのやり直しが効く場合があります。

Time Machineのメニューバーアイコンから "このバックアップ作成をスキップ" を選択してバックアップ処理を中止させて……

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再びTime Machineのメニューバーアイコンを開いて  "今すぐバックアップを作成" を選択する。

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3:セーフブートを用いた再起動を行う

前述のどれを試しても改善が見られない場合はセーフブートを用いた再起動を試してみよう、とのこと。

以下、手順。

  1. Mac起動時(再起動を含む)の起動音が鳴った直後にShiftキーを押す
  2. 画面に起動時のAppleロゴが現れたらShiftキーを離す
  3. ログイン画面が出るようにしている人はいつも通りログインを、ログイン画面をスキップさせている人はそのまま待つ
  4. Finderが現れて起動が落ち着いたらMacを(普通に)再起動させる

(´-`).。oO(セーフモード中はMacの操作が重かったり、画面表示が幾分乱れることがありますが異常ではありません)

セーフモードで起動するとキャッシュの掃除などが行われるので、その効果によってバックアップ作成中の "何かの原因" が取り除かれて改善する……のかもしれません。

support.apple.com

4:接続方法(環境)をチェックする

バックアップ先の装置との距離が遠ければ遠いほど速度にはよくない影響が出ます。

期待通りの速度が出るのは「何m以内」という範囲があるのでその範囲を大幅に超えていないか確認してみましょう。

特に無線接続(Wi-Fi)は環境に影響を受けやすいので装置間の距離の見直しや、通信経路上に通信の妨げとなりうるものが無いかなども確認してみましょう。

(´-`).。oO(Wi-Fiの場合、バックアップ先の装置をMacの横に置いて動作確認をしたら速かった……そんな場合は通信環境に問題があると診て間違いないよ)

4_追記A:接続方法の見直し

有線ならUSBやThunderboltなど、無線だと802.11gとか802.11acといった規格があって、それぞれに発揮できる理論上の最大速度が異なります。

一概にどれが優れているとは言えませんが、例えばどう頑張っても無線の速度に改善が見られないなら有線接続に替えてみるとか、USB接続ではなくThunderbolt接続に替えてみるなどで改善が見られるかもしれません。

4_追記B:接続装置の見直し

一般的にバックアップ先として使われているハードディスクの場合、同一条件下で比べると3.5インチよりも2.5インチの方が速度的に劣ります。

可能であれば3.5インチのHDDに替えることで改善が見られるかもしれません。

SSDは速度的には優れていますがThunderboltのような高速I/Oじゃないと真価を発揮できないので装置の信頼性も含めて慎重に考えることをお勧めします。