macOSで画像ファイルをQuick Lookすると、時々そのQuick Lookウインドウの右下に[三]のようなデザインのアイコンが表示される事があります。
これはmacOS Ventura(iOS/iPadOS 16以降も含む)から実装されているOCR機能(テキスト読み取り機能)が使えることを示すアイコンです。
以下、その使い方。
クリックするだけでOK
OCR機能はQuick Lookだけにとどまらず、例えばSafariで表示されている画像などでも使える事があるのですが、とりあえずここではQuick Lookで話を進めます。
( ˙-˙)。oO(ちなみにどのようなシチュエーションでも基本的な使い方は共通です)
例えばこの画像を:
Quick Lookすると:
このアイコンが出たらOCR機能が使えるという意味でもあるので、これをクリック。
するとこうなるので……:
左下に表示されたボタンを押してすべてをコピー(=画像内のテキストを、テキストとしてコピー)し、試しにテキストエディット.appで新規書類を作成してペーストしてみる。
ここでは上記手順でコピー(取得)されたテキストを直接このブログに文面として貼り付けますね。その結果がこちら:
③
メールボックス情報は、すでに使用中であるためアクセスできません。
お使いのコンピュータ上またはローカルネットワーク上の別のアプリケーションがメールボックス情報を使用しています。"終了”をクリックして、“メール"を終了してください。それから、このコンピュータおよびその他のすべての使用中のコンピュータからログアウトしてください。再度ログインしたあとで、“メール"を1台のコンピュータ上でのみ開いてください。
このメッセージが再度表示される場合は、ネットワークサーバに問題がある可能性があります。システム管理者に問い合わせて、メールボックス情報を再構築する事で問題が解決できるか確認してください。それから、"メールボックス情報を再構築"をクリックしてください。
メールボックス情報を再構築
終了
ダイアログの左下にあったヘルプアイコンの "(?)" が "③" になっているなど、読み込みが正確ではないところもありますが、全体的には段組も含めて概ね正確に取得されているのが分かります。
尤もこれは、元の画像で使用されているテキストが "活字" だからこそで、もしこれが "手書き" だったら、しかも汚い字だったらもっと精度は落ちてしまいますが、まあ、これは致し方のないことかと(^-^;
キャプチャした名刺の名前や住所を読み込むときなど、意外と活用できる場面があると思うので積極的に使ってみて下さい。
画像内のテキストを翻訳することも可能
この件については以前エントリしているのでそちらをご覧ください: