

macOS Ventura、iOS 16、iPadOS 16ではメール送信直後の一定時間内であれば送信を取り消すことができる機能が備わっています。
初期設定ではこれが "10秒" に設定されていますが、最大30秒まで設定変更が可能です。
送信を取り消す、とは?
これまではメールを送信すると:
- [送信]ボタンを押す
- "送信" する
という至極単純な処理がされていましたが、「送信を取り消す」は:
- [送信]ボタンを押す
- メール.appが、送信処理を "一定時間保留" する
- 一定時間が経過したら "送信" する
のように(2)の「一定時間の保留=意図的な遅延」が設けられています。このお陰で、その保留時間内であれば送信を取り消せるようになっています。
設定の変更方法(macOS)
macOS Venturaではこの猶予時間が "10秒" に設定されています。
メール.appのメールメニューから "設定…" を開き、"作成" タブに切り替えると中段あたりにこの動作に関する設定項目があるのでここを変更します:
設定の変更方法(iOS 16/iPadOS 16)
iOS 16/iPadOS 16もこの猶予時間は "10秒" に設定されています。
iOS/iPadOSのメールに関する設定は "設定.app" の "メール" の項目内にあり、設定できる時間の項目はmacOS Venturaと同じです。
ツイ消しとは挙動が違うので勘違いに注意
Twitterは3年前の投稿でも削除することができますが、メールの "送信の取り消し" はそれとは全く違います。
先ほども書いた通り、あくまでも送信が保留されるだけなので一定時間が経過してしまえば取り消すことはできません。
昨日送ったメールが読まれないうちに取り戻しておこう……そんな芸当ができる機能ではないので勘違いしなようにしてくださいね(^-^;