macOSで年賀状などの宛名印刷をするにあたり伝統的に（というか他に選択肢がないだけと言う話もちらほら）宛名職人を使っているのですが、このソフトの伝統ともいえる操作性の悪さについて今回ひとつ物申したいと思います。
それにあたりまずは以下の画像を見て右側の一番上に表示されている "宛名一覧（合併）.ata26" をファイルを開く時に自分だったらどういう操作をするかシミュレーションしてみてください。
なんでやねん！
私ならmacOSの慣例にならって以下の手順で操作します：
- "宛名一覧（合併）.ata26" をクリックして選択
- ［既存のファイルを開く］ボタンをクリック
同じ操作を思い描いた人は挙手！🙋♂️
でしょ、でしょ？
でも、その手順じゃ開けないんですよ……何故でしょう。
それは［既存のファイルを開く］ボタンをクリックするとファイル選択ウインドウが開いちゃうからです。
僕はね、このファイルを開いてって操作したのに…
キミは「で、どれ使うの？」って訊いてくるんやで？
ﾅﾝﾃﾞﾔﾈﾝ! (#｀Д´)ﾉﾉ┻┻;:'､･ﾞ
そりゃそうなんだけど……
正解は開きたいファイル名をダブルクリックしなければならないのですが、そんなもん……
判るかっ!! (#｀Д´)ﾉﾉ┻┻;:'､･ﾞ
確かにボタンには "既存のファイルを開く" と書かれているのでファイル選択ウインドウが開くのはあながち間違いとも言えない動作です。
しかしながら、こっちとしてはボタンをクリックした段階で選択したファイルが目の前に広がる心算でいるもんだから、想定外にファイルを選べ的な表示を返されると戸惑うわけですよ。
流儀には従って欲しい
だって、Finderのファイル選択ウインドウではファイル（フォルダ）を選択したら［開く］ボタンをクリックする、これがMac遣いの流儀じゃんか。
(´-`).｡oO(Windowsでもそうかもしれないけど)
そういう習慣が身についてたら視界の片隅に "開く" という文言が見えるボタンを反射的にクリックしちゃいますよ。
それなのに……嗚呼それなのに……、
宛名職人さんはファイル選択ウインドウを表示させて再選択を求めるんです。
ラーメン屋の行列であらかじめ注文を訊かれていたのに、店内に入ったら「ご注文は？」と訊かれるのと同じです。
はぁ？ってなるでしょ？？
提案
"既存のファイルを開く"という文言がそもそもダブルミスだと思います。
ミス・その１
スタートパネルウインドウに表示されているファイルリストだって "既存のファイル" であることに違いありません。だから［既存のファイルを開く］をクリックすることに疑問を感じないんですよ。
ミス・その２
"開く" と書かれていれば流儀に則り選択したファイルが開かれるとユーザは思います。
でもこのボタンは使いたいファイルの選択を求めるために設置されているのだから、ウインドウが開くイベントの発生よりも、ファイルの選択を求めるイベントの方が圧倒的に重要なはず。
従ってボタン表記で予告すべきは "開く" ではなく "選択" であると考えます。
結論
UI設計に携わったことはないけれど、経験論から言わせて貰えば［既存のファイルを開く］ではなく［他のファイルを選択する…］とした方が混乱は起きにくいはず。
(´-`).｡oO(地味に三点リーダの存在も重要)
これなら「表示されていないファイルはボタンクリックで選択させるようになってるってことは、ここに載ってるファイルはダブルクリックで開けば良いのかな？」とユーザに操作を予想させることもできる。
UXを考慮して設計変更してくれとまでは言いませんから、ボタンのテキストを置き換えるだけで済みますから是非検討していただきたい。
あとどうでも良いけど、左右分割は均等にして！
住所録の新規作成なんてそう頻繁にあるもんじゃないんだからエリアを広く取る必要ないでしょ……
とはいえ……
全体的に動作は鈍臭いし、歴史あるソフトの割には作り込みはいつまで経っても甘いままだしで直して欲しい所だらけなのは言うまでもありません。
ほんと、なんとかしてくださいよ（切望）
頻繁に使うソフトなら多少使い勝手が悪くても慣れちゃうことがありますが、たまにしか使わないソフトは粗が目立つんですよ！
たまにしか使わないからテキトーで良いってことはないんです！
だから……
独占的立場にぼーっとしてんじゃねーよ！（チ●ちゃん風）
おっと、年始早々に暴言失礼！🙇♂️
