engadgetさんで目から鱗なこんな記事が紹介されていました。
この記事では:
- 声でタブ入力
- リスト番号「1」として項目を記述し改行
- 声でタブ入力
- リスト番号「2」として項目を記述し改行
と作成しているように見えます。
確かにタブ入力の例示にはなっているけど、ただリスト入力したいだけならこんな面倒なことをしなくても簡単にできるので、一応以下に紹介しておきます。
階層なしのリスト:macOS、iOS共通
階層なしのリストを作る場合はTABキーの出番はありません。
数字付きリストの場合
- 半角で「1」
- 続けて「.」(ピリオド)
- 続けて「 」(半角スペース)
最後の半角スペースが入力された時点でその行が右にインデント(数字の「1」の左側にタブが自動入力されて、行全体が少し右にずれる)します。
上図の場合は以下のよう入力しています:
- "番号付きリスト(階層なし)"[改行↩️]
- [1][.][ ]:ここで行が右にずれます
- "りんご"[改行↩️]:改行直後に "2. " が自動入力されます
- "みかん"[改行↩️]:改行直後に "3. " が自動入力されます
- "ぶどう"
リスト入力から離脱する(終える)場合は改行を2回入力します。
- "ぶどう"[改行↩️]:改行直後に "4. " が自動入力されます
- 自動入力された "4. " の後ろには何も書かず[改行↩️]をもう一度入力
- 自動入力された "4. " が消え通常位置にカーソルが戻る
説明で書くと長くなってしまいますが、やっていることは簡単で:
- 数字付きリストは「1. 」(イチ, ピリオド, 半角スペース)を半角で入力
- 改行キーを2回叩いてリスト入力から離脱
という二つのルールに則っているだけです。
箇条書きリストの場合
- 半角で「*」(アスタリスク)または「-」(マイナス)
- 続けて「 」(半角スペース)
これで黒丸またはマイナス記号から始まる箇条書きリスト入力になります。
項目の入力方法、離脱方法は前例に同じなので割愛します。
階層ありのリスト:macOSの場合
上図のように階層あり(入れ子構造)のリストを作る場合はタブ入力が必要。
- "1. " でリスト入力モードに入り、"握り寿司" を入力後[改行↩️]
- "2. " と自動入力されたら[tab]キーを叩く:右にずれて "1. " が自動入力される(第二階層)
- "マグロ↩️"、"ハマチ↩️"、"いくら↩️" と入力
- 入れ子の "4. " が自動入力されたら[改行↩️]を叩いて第二階層から離脱:第一階層の続きの番号(上記例だと "1. 握り寿司" の続きで "2. " が入る)
- "ちらし寿司↩️" と入力
- 第一階層の "3. " が自動入力されるので[改行↩️]を空打ちしてリスト入力から離脱
やはり説明で書くと長くなってしまいますが、要するに:
- [tab]キーを叩くと次の階層でのリスト入力に移行する
- 改行キーを2回叩くとその階層から離脱し、一つ上の階層のリスト入力に戻る
というルールに則っているだけです。百聞は一見にしかずなので、試してもらった方が理解は早いと思いますので是非。
箇条書きリストの場合もやり方は同じです。
階層ありのリスト:iOSの場合
iOSでも挙動としてはmacOSと全く同じなのですが、[tab]をキーボードから入力する手段がないため、ここでようやくengadgetさんの記事にあるタブの入力方法が威力を発揮します。
いちいちマイク入力を使わなければならないのが欠点ですが、そんなに頻繁に入れ子状のリストをiOSデバイスで入力することはないと思うので問題ない……でしょう(無責任←)
[過去記事]
*1:マイナス記号の場合は変わりません