絵文字創世記から知っている身としては、いま現在iOSをはじめとする各種環境にプリセットされている絵文字の数(種類)があまりに多過ぎてカオス。
当初は確かに種類に乏しかったので少しずつ必要と思われるもの、必要とされているものが追加されていったと思うけど、昨今の増え方はあまりにも……な気がする。
確かに「それ欲しかった!」というのもあるけど、「そんなの誰が使うん?」と首を傾げたくなるものも少なくない。
まあ、日本人にとっては必要のないものでもグローバル目線では必要なものというものもあるにはあるだろうけど、それにしても、ヾ(・д・` )ネェ〜。
現時点で軽く2,000オーバー
macOSの絵文字パレット(文字ビューア)をざっと数えただけでも1,500近く。
肌の色違いバージョンも込みで数えると2,000を軽く超えるありさま。
Font Book.appをフルスクリーンで表示させると……
もはや覚えるのは不可能ですよね、覚える必要はないとはいえ。
無駄にバリエーションが豊かに思える
肌の色や性別でバリエーションを持たせるのはいまのご時世、仕方のないところなのかもしれません。
(´-`).。oO(個人的には絵文字にリアリティは不要だと考える派ですが)
しかしそういうのとは違い、バリエーションを増やす意味がよく解らない……つまり、増やさなくても誰も困らないんじゃないか、と思えるものも散見されます。
例えば……
これもそう。状態を示すアイコンとしては意味のあるデザインの違いだけど、その考えを絵文字にまで持ち込むことに意味があるのか。
Apple流こだわりの悪い例としてはこんなのとか……
こんなの物も……
んもう……どっちでもええやん!
うがあぁぁぁぁ!
まだ増えるみたいだけど厳選してほしい
種類が多ければ確かに楽しいかもしれないけど、あまりにも種類が多いと文字パレットから探すだけで時間を費やすことになるので実用性に悪影響が出ます。
実際、"えがお">"☺️" のような変換で出てこない絵文字、あるいは何を変換すれば出てくるのか分からないものを探すとなると挫折しかねません。
そういう場面が増えれば増えるほど「絵文字が多くて楽しい」という気持ちよりも「探すのが面倒」というマイナス感情の方が上回ってしまい、ひいてはiPhone、iPadの使い勝手に対する印象にまで影響しかねません。
少ないよりは良いけれど、多ければ多いほど良いというわけでもないと思います。
すでに実装されてしまった絵文字は削除できないのかもしれないので、今後増やそうとする絵文字についてはもっとしっかりと厳選してほしいところです。