圧倒的パワーと生唾を飲み込む勢いの価格を提げてついに発売されたiMac Pro。
これまでのiMac 27-inch 5Kだと『せめてRAMだけはApple純正よりもお手頃価格のものをAmazonなどで見つけて自力増設を……』という作戦で出費を抑えるという作戦が通用しましたが、どうやら……
( 」°Д°)」 iMac Proには通用しない!
らしいです、はい、残念ながら(チーン)
iMac Proにはアクセスドアがない
Apple公式サイトに張られているiMac Proの画像をさらっと見ただけでは気づきにくいのですが、iMac 5K 27-inchには備わっている背面のメモリアクセスドアがiMac Proには備わっていません。
まずこちらがiMac 5K 27-inchの背面で、スタンドの付け根直下にある通気口の下にメモリスロットにアクセスするためのドアが設置されています。
一方のiMac Proの背面はどうなっているかというと……
似ていて解りにくいですが通気口が大きくなり、電源コード差込口との間にあったアクセスドアを思わせる切れ目のようなものが全く見当たりません。
それもそのはず……だって内部を見ると下図赤枠で示したところにメモリが配置されているもんね、ちょうどUSBなどのポート類の上あたり。
iMac 5K 27-inchだと上図黄枠で示したあたりにメモリスロットがあって、ここにアクセスできるようにドアが設置されていたわけで……。
で、もう一度iMac Proの背面写真を見ると黄枠に当たる部分にも、そしてメモリスロットが設置されている赤枠に当たる部分にも『開きそうな扉らしきもの』はない。
つまり、購入したユーザが容易にメモリスロットにアクセスする手段は用意されていないということになってしまいます。
すでにMacRumorsなどはこの件を報じており、どうやら購入後の増設となるとApple正規サービスプロバイダなどで『分解組み込み』をしてもらうしか無いらしい。
非正規で、あるいは技術があれば自力でできないこともないかもしれませんが、その場合は九分九厘Appleの保証適用外となると思うのでリスキーですね。
高いけど妥協するべからず
初期出費を抑えたいところですが、後からの増設となると逆に出費が嵩んでしまう可能性が考えられます。
悩ましいところではありますが、よほど初期搭載の32GBで十分足りるという自信がない限りは64GB(+88,000円、税別)仕様への変更、予算に余裕があるなら128GB(+264,000円、税別)を『購入時に』チョイスしておくことをお勧めします。
ストレージは後から外部接続で増やせるし、グラフィックも恐らくThunderbolt経由で外部拡張できるようになると思うけど……メモリだけはどうしようもないでしょうからねぇ……(^-^;;