2017年9月25日(現地時間)にリリース予定のmacOS 10.13 High Sierraでは新フォーマットとなるAPFS(Apple File System)がデフォルトのファイルシステムになりますが、全てのMacでこのAPFSが利用できるわけではないようです。
APFSが利用できるMac
macOS 10.13 High Sierraで採用されている新フォーマットのAPFSが利用できる/できないMacについては以下の記述がありました。
Mac の内蔵ソリッドステートドライブ (SSD) に macOS High Sierra をインストールした場合、そのドライブは自動的に APFS に変換されます。Fusion Drive とハードディスクドライブ (HDD) は変換されません。APFS に変換するかどうか、自分で選ぶことはできません。
つまり、MacBookやMacBook ProのようにSSDのみを装備するMacではAPFSがデフォルトのファイルシステムになるが、HDDのみを搭載、あるいはiMacやMac miniの一部で使用されているFusion Drive(HDD+SSD)で構成されるMacは従来通りのHFS+しか利用できない、とのこと。
尤も、上記引用にもある通りユーザにHFS+かAPFSかを選択する権利はない(というかできない)ので特段意識する必要はないことになりますが、SSDオンリー以外のMacを使っている者にとってはAPFSの恩恵を味わえないのでちょっと残念ですね。
Betaテストに参加していた方は要注意
macOS 10.13 High Sierraのベータ版が配布された当初はFusion Driveを搭載するMacでもAFPSが利用可能になっていましたが、その後のアップデートでSSDのみを搭載するMac以外はAFPSが利用できないように変更されました。
製品版でも前述した通りAPFSが適用されるMacには制限が設けられています。
そのため、SSDのみを搭載するMac以外に対してmacOS 10.13 Betaをインストールし、かつAPFSに切り替わったままの環境を使われている場合はHFS+に再フォーマットする必要があるとのこと。
▶︎ Fusion Drive 搭載 Mac に macOS High Sierra をインストールする準備をする
いずれ利用可能になるかも
先にも書いた通り、一時はSSDのみを搭載するMac以外でもAPFSが利用可能にはなっていたので、今後のアップデートによりFusion DriveなどもAPFSが利用できるように変更されるかもしれません。
それがmacOS 10.13.xのうちなのか、それともmacOS 10.14以降になるのかは定かではありませんが期待して待つしかありませんね。