りんごが好きなのでぃす

Macを中心に、たま〜にiPhoneやiPadなどの話題も届けていたら今年で26年目を迎えてました

Steve Jobsの脱Flash宣言から7年、AdobeがFlash終了を予告

 

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AdobeがFlashプラグインの提供を2020年末をもって終了すること、また今後セキュリティアップデートの提供に止める旨をアナウンスしました。

https://blogs.adobe.com/conversations/2017/07/adobe-flash-update.html

Flashコンテンツを提供している側に対しては、HTML5など新しいフォーマットに移行することを推奨しています。

Jobsの発言から7年掛かった

約7年前、当時のApple CEOであったSteve Jobsが『Thoughts on Flash』と題した文書を公開し、iPhone/iPadでFlashを使える様にしない理由を明かしています。

▶︎ Thoughts on Flash - Apple[英語]

 

ringosuki.hateblo.jp

中でも特にJobsが力説していたのはマルチプラットホームで動くというFlashの『長所』が、これから訪れる時代にとっては『短所』とになるという点。

環境Aでは動くけど、環境Bでは動作に難がある……こういう場合、難のある環境Bでも問題なく動く様に設計を見直す(質を落とす)必要に迫られます。

こういったある種の『妥協』が未来の訪れを鈍化させるのが嫌だったのでしょう。

Appleは昔から古い技術をばっさり切り捨てていくことで有名ですが、これも古いものに固執していては新しいものの進化(発展)は期待できないというJobsのこだわりの表れだったと言えるでしょうね。

ようやく土壌が整ったのかも

しかし、この当時は一時的に脱Flashの動きが強まったものの徐々にその動きが鈍った様に思います。

理由はわかりませんが、おそらくFlashの代わりを果たせる技術が未成熟だったのでしょう……代わりの技術ではパソコンなどに与える負荷がFlash以上に大きい場合ももしかするとあったのかもしれません。

とは言え、5年も6年も経てば代替え技術も、またハードウェアの性能も上がって行きますから徐々に脱Flashの土壌が整ってきたのかもしれません。

Google Chromeに内包されているFlashプラグインが、これまでは初期設定でONになっていたのにOFFの状態で提供される様になったり、小さなところだと多くのポイントサイトなどで提供されているミニゲームもここ最近急速に脱Flashの動きを見せていることからも、その土壌の変化が伺えます。

7年間、Flashなしで困ることは殆どなかった

Steve Jobsが先の談話を発表したのと同時に、私はFlashプラグインをインストールするのをやめました。

その結果、当時の日常では随分といろいろな場面でそうとは気づかずにFlashを利用していたんだと気付かされましたが、Flashを利用したコンテンツが利用できなくても案外なんとかなるもんだということにも気づきました。

それでもどうしてもFlashが無いと困る場面はゼロではなかったので、そういう場合はFlashプラグインが内包されているGoogle Chromeを使うことで対応。

そういう使い方をこれまで7年続けていますが、年々Google Chromeを必要とする場面は減って行き、今ではほぼほぼ(上記の理由で)Google Chromeに出動を願う場面は無くなりました。

(´-`).。oO(Google Chrome自体は今でも普通にSafariと併用しているけどね)

人それぞれ使い方が違うので一概に言えることでは無いと思いますが、今回のAdobeの発表を受けて我々利用者側は「Flashが使えなくなるの!?」と焦るよりも先に、Flashなしの世界がどういうものなのかを試してみると良いと思います。

Flashを必要とする場面は今でも必ず現れますが、Flashが使えなきゃ死ぬ……という重要なコンテンツ以外を断捨離していけば、意外と『快適に』Flashなしのインターネットを楽しめることに気づけると思います。

(´-`).。oO(逆に未だにFlash依存のコンテンツが急に古臭く見えてくる側面もあるよ)

(´-`).。oO(どことは言わないけど、某Y!コンテンツの "ネットで話題の無料動画" のページとか)