macOS Sierraのインストールを終えて色々試しているうちにMacのファンが爆音を立てて回り始める、あるいはMacの操作が重くなる……という状況に見舞われたとしたら、それはもしかしたら写真.app(Photos.app)が原因かもしれません。
ライブラリのコンバート
OS X El Capitan(10.11.6)の写真.appのバージョンは1.5ですが、macOS Sierra(10.12.0)の写真.appのバージョンは2.0。
アプリのバージョンも違いますが、ライブラリファイルの仕様にも変更があるようで、macOS Sierraの写真.appでEl Capitanで使用していたライブラリを開こうとすると(初回のみ)ライブラリの変換が行われます。
それほど負荷の高い処理が行われているわけではないようなので、おそらくこの程度ではファンの回転が上がるほどの状況にまでは行かないと思います。
が、可能性としてはなきにしもあらずなので一応記しておきました。
バックグラウンドで処理はしばらく続けられる
これとは別に、写真.appが起動していない状態において "ピープル" のための処理が走るようになっているようです。
(´-`).。oO(サイドメニューからピープルを選ぶとこのような表示が……)
で、写真.appが起動していない状態でアクティビティモニタ.appを開いてみると "photoanalysisd" というプロセスがCPUを食っているのがわかります。
(´-`).。oO(この画像は間違えて写真.app起動中に撮ったもの、スミマセン)
Macの性能などによってはこの処理が原因でCPUの温度を下げるためにファンの回転が上がったり、あるいはCPUの余力が小さくてMacの動作が緩慢に感じられるといったことが起こるかもしれません。
もしこのプロセスが走っているようだったら、ライブラリの容量などにもよりますが数十分から数時間以内には処理が終わると思うのでそれまで我慢してやってください。
参考
当方の写真ライブラリ.photoslibraryの容量は約60GBで、2時間半が経過した今もプロセスは走っていますが、iMac(Mid 2010, 16GB RAM)の環境ではMacの使用に支障が出るような状況にはなっていません(多少ファンの回転が上がっている程度)