ネットを徘徊していると様々な広告に遭遇しますが、海外のサイトなんかをうろついていると時々「ウイルスに侵されてまっせ〜」な警告(と思わせる)画面が出ることがあります。例えばこういうの……
大抵は見るからに胡散くさいのである程度経験していれば引っかかることはまずないと思いますが、先日ちょっとだけ手の込んだ画面に遭遇したので紹介しておきます。
Appleが発しているように見せかける偽画面
それがこの画面。
アドレスもなんとなくAppleっぽく、トップの中央にはAppleロゴが鎮座してるし、そもそも上部にこのような黒いバーを備えたデザインって……
そう、これ(下図:本物のApple公式HP)に似せてるよね〜ヾ(・д・` )
でも……
- Apple公式ならありえない『MAC OS X』という表記(正しくはMac OS X、もっと厳密に言うなら現時点では "OS X" と表記)が複数箇所使われている
- アドレスで日本を示す "JP" のフラグを立てているのにウェブページもダイアログも英語で書かれている
- Apple公式HPの全ページに使われているほぼ共通仕様のフッタが一切描かれていない
……など、不自然な点がちらほらと。
(´-`).。oO(まぁ、Appleの公式サイトを見たことがない人には見分けられないかもだけど)
しかも、ここに表示されたダイアログには……
『警告! このMAC OS Xはウイルスに侵されているのでただちに駆除&修復せよ。いいか、必ずやれ。このウインドウを閉じるといった警告を無視するような真似をしたら何が起きても知らね〜ぞ(キリッ)』
とまぁ、およそAppleとは思えない脅迫じみたメッセージが (((( ;゚Д゚)))ガクブル
(´-`).。oO(悪意を込めた意訳してます、怒らないでくださいw)
もう、疑うまでもなく偽物 100% ではありますが、試しに[OK]ボタンを押してダイアログを閉じて先に進んでみると……
オレだ、オレだ━ヽ( ゚∀゚)ノ┌┛)`Д゚)・;'━ッ!!
まあ、今回の例ではこのバナーは登場しませんが、こいつの住処に誘導されてインストールを半ば強要される……というおなじみの流れ。
もしかしたら、この銀色のツヤツヤした御仁は真っ当な仕事をしてくれる善人なのかもしれないけど、詐欺まがいの宣伝勧誘行為を野放しにしているってのが私はどうにも気に入りません。
なので、仕事ができる奴だろうと無かろうと私は徹底的に敵視します。
信用しろってのが無理な話じゃ (*`へ´*)
というわけで……
Appleからと思わせる手口は広告のみならずメールが届けられることもあります。
公式を騙った手口はいまに始まったことではなく、実に古典的な手口とも言えますが未だに騙される人が少なくないのも事実でしょう(だから手口が廃れないのでしょう)
少しでも違和感を感じるものがあれば、クリックをして先に進むといった操作は行わずに、例えばブックマーク(お気に入り)からAppleのiCloudにアクセスしてみるなど慎重な行動をとることを日頃から意識するようにしてください。