Safari(OS X Yosemite 10.10.3で確認)で新規ウインドウを開く際、どういう操作を行ったかによってアニメーションの起点(アニメーションが発動する座標)が違うって気が付いていましたか?
デスクトップの左上から発動する
Safariのファイルメニューから"新規ウインドウを開く"を選択すると、新規ウインドウはデスクトップの左上("新規ウインドウを開く"が表示されていた付近)を起点としてウインドウが全開する位置に向かって拡大アニメーションが発動します。
※ 説明の順番が前後してしまいましたが、上記動画では後半2回がこの操作をしています
ただしキーボードショートカット(command+N)で新規ウインドウを開いた場合は下記のアニメーションで描画されます。
また、どういうわけか"新規プライペートウインドウ"を選択またはショートカットを入力した場合も下記のアニメーションで描画されます。
つまり左上を起点とするのはファイルメニューから"新規ウインドウ"を選択した時のみのようなので、もしかすると意外と気付かれていないかもしれないですね。
新規ウインドウの中心点から発動する
前述の『ファイルメニューから"新規ウインドウ"を選択する』以外の操作をして新規ウインドウを開いた場合は、ウインドウの中心を起点として拡大アニメーションが発動します。
※ 説明の順番が前後してしまいましたが、上記動画では前半2回がこの操作をしています
無駄は必要(笑)
Appleのデザインにはこういう『無駄』と一蹴されてしまいがちなこだわりが仕込まれているから、おそらく他ではあまり感じられない『親しみやすさ』を覚えているんじゃないかと思います。
無駄が徹底的に省かれたら、多分それは単なる無機質で味気のないものになってしまうでしょう。Appleがそれを作ったとしても、たぶんそれはいまの感覚で見たら『Appleらしくない』ものになると思います。
残念なのは最近のAppleのデザイン(特にソフトウェア)からこのような無駄が少しずつ姿を消しているところ。姿が消えて久しい起動時のHappy Macなんかはその最たる例といえるでしょうか(デザイン、というものとは違うけど)
真面目で洗練されたデザインもいいけど、Appleにはこの『無駄の美学』を守り抜いてほしいと思う今日この頃です、はい σ(^_^;)