アクティビティモニタ.appで "WindowServer" というプロセスがCPUの処理能力をかなり食ってる場合に、多少は改善できるかもしれない対症療法がOS X Diaryに掲載されていたので紹介します。
Tame High WindowServer CPU Use on a Mac with OS X Yosemite | OSXDaily
普段通りの使い方をする中で、上図の赤矢印で示した数値が常に数十パーセント以上の高い数値を示しているようなら以下の対処を施すことで幾分改善されるかもしれません。
※ 上図で指し示している数値は決して高いものではありません
透過処理を無効にする
OS X Yosemiteで積極的に使われているウインドウの透過処理(磨りガラス越しに背景が見えているような画面効果)を無効化することでCPUへの負荷を軽減させます。
設定はシステム環境設定>アクセシビリティの中。
ディスプレイの項目内にある "透明度を下げる" にチェックを入れると透過処理されなくなるのでその分負荷が減ります。
人によってはOS Xの美観が損なわれるように感じられるかもしれませんが、そこは各自の判断で。
使っていないウインドウを閉じる
やらないよりはやったほうがマシ……というレベルのような気がしますが、あまりにもたくさん『使っていないウインドウ』が展開しているなら、それらは閉じたほうが負荷は減ります。
たくさん開きすぎていていちいち閉じるのが面倒な時はoptionキーを押しながらウインドウのクローズボタン(●)をクリックするか、option+command+Wで一気に閉じちゃいましょう。
Mission Controlの自動並び替えを無効にする
システム環境設定>Mission Controlで以下の項目(矢印)のチェックを外して無効にすることで画面外に待機しているデスクトップ(仮想のスペース)が自動的に並び替わる機能を無効化できます。
前述2つの対処法は割と誰でも思いつく方法だと思いますが、この設定変更は意外と盲点かもしれないですね。
マルチディスプレイ環境を構築しているのなら……
同様にしてMission Controlの以下の項目(矢印)もチェックを外して無効にすると効果が期待できるようです。
並べ替えを無効にすることで効果が期待できることを知れば、なるほど確かにこの設定変更も頷けますが、これも言われなければなかなか気づかない項目ですね。