Steve Jobs CEO の辞任を正式表明、今後は会長職として Apple をサポート
既に各所が速報で報じている通り Apple の Steve Jobs CEO (最高経営責任者) が辞任し、後任にはこれまで何度かの Jobs 氏不在時などに舵取りをしていた Tim Cook COO (最高執行責任者) が就任するとのこと。
病気療養中ということもあり、Jobs CEO がその座にいる時間はさほど長くないだろうという想像はしていましたしその時が来るのを覚悟はしていましたが、いざその日がやってくるとやはりショックですね。
この件について、Apple からの正式なリリースが掲出されています。現時点では原文のみの掲載となっていますが、後日翻訳版が掲出されるかは不明です。
以下、8月24日付で送られた Steve Jobs 氏からの手紙。The Wall Street Journal 日本版に掲載されている訳文を転載します (原文は Apple US に掲載) 。
アップル取締役会とアップル・コミュニティの皆様へ:
私は、アップルCEOとして職務と期待が果たせなくなる日が来た場合、まず最初にあなたたちに伝えると兼ねてから言ってきた。
ここにアップルCEOを辞する。取締役会が適当であると判断すれば、会長、取締役、アップル社員として留任したい。
私の後継者については、我々の後継者プランを遂行し、ティム・クック氏をCEOに指名したい。
この先、アップルの最も輝かしく革新にあふれた日々が待っていることを信じている。新たな役割を果たすなかで、アップルの成功に貢献し、それを見届けられることを楽しみにしている。
私はアップルでは人生最良の友人を何人か得ることができた。多年にわたりあたなたちと働くことができたことを感謝する。
Steve
追記:日本時間8月25日の昼過ぎくらいから Apple Japan に翻訳版のメッセージが正式に公開されています。気になる方はこちらもご覧ください:Apple (日本) - Apple Press Info「スティーブ・ジョブズからの手紙」