"AutoImporter.app"を併用するとユニークな写真管理も可能になる
・Macにデジタルカメラを接続するとiPhotoが自動的に起動して写真が取り込まれる…
・MacにiPhone/iPod touchを接続してもiPhotoが起動して写真が取り込まれる…
・Macにデジタル一眼を接続してもやっぱりiPhotoが起動して写真が取り込まれる…
一般的にはこれで問題なく写真管理が出来ていると思いますが、中には「デジイチの画像はiPhotoに入れたくないんだけど…」という方もいらっしゃるでしょう。そういう要望に応えてくれるのがアプリケーションフォルダの中に密かに佇む…
イメージキャプチャ.app
このアプリでは端末ごとに起動する(キャプチャする)アプリケーションを指定することが出来るので、例えばiPhoneはiPhotoで、SONY NEX-5はAperture 3で…という指定が可能になります。
これはこれで便利なのですが、もうちょっとだけ便利に使える方法があります。
Mac OS X 10.6 Snow Leopardならシステムフォルダのライブラリフォルダ内奥に"AutoImporter"というアプリケーションがあります。これは写真を自動的に指定したフォルダへ取り込んでくれるヘルパアプリケーションで、Snow Leopardのイメージキャプチャ.appならプルダウンから選択することが出来ます。
AutoImporterを指定したデバイスを接続すると、iPhotoなどのアプリは一切起動せず自動的に「ユーザ名/ピクチャ/AutoImport」フォルダにダイレクトで取り込まれます。
しかし、これだとピクチャフォルダ内に詰め込まれるだけ…。RAWファイルだと鬼のようにファイル容量を食って行きますから、保存先はシステムの入っているHDDではなく外付けされたHDDなどに放り込んだ方がシステムの安定性やファイル管理の面において好都合です。
…というわけで、最後にAutoImporter.appによる自動保存先の設定変更方法をば。
先ほども書いた通り、AutoImporter.appは探さないと見つからない場所にあります(笑)。
Macintosh HD/システム/ライブラリ/Image Capture/Support/Application/AutoImporter.app
これをダブルクリックして起動させ、環境設定を開いた画面がこれ。
保存先を指定できる他、生成されるフォルダの命名則も(簡素ですが)指定が出来ます。
以上の設定が済んだら、再度イメージキャプチャ.appを起動してデバイスを接続したあと、そのデバイスに対してAutoImporterを指定すればOK。以後、そのデバイスが接続されるたびにバックグラウンドで自動的に指定した保存先に画像ファイルが放り込まれます。
複数のカメラを駆使している人は是非試してみて下さい(最初は適当な写真などを使って動作の確認をして下さい)。
(注意)AutoImporterの保存先にアプリケーションが写真の管理に使用しているフォルダ(iPhotoだとiPhoto Libraryとか)を指定しないで下さい。アプリケーション側で「どの写真が、どこにある」という形でデータを管理しているので、その保存先に写真を直接放り込むとデータの整合性がとれず不具合を招く恐れがあります。