日本バージョンはどういう作品が放送されるのか、ちょっと楽しみ
Apple (US) でiPhone 4の新しい4本のTVCMが公開されたそうです。題材は全て看板機能の一つであるビデオ通話機能の"FaceTime"となっており、非常にほのぼのとした仕上がりになっています。
まずはこちら「Meet Her」。おじいさんとお孫さんの初対面が描かれています。
つぎに「Haircut」。恋人同士でしょうか、髪をバッサリ切っちゃったの♪
つぎが「Smile」。娘さんと少々疎遠になってるお父さんにはグッと来る?^^;
最後に「Big News」。何が重大かって、世の人の大半はこれこそ一大ニュースでは?
「お互いにiPhoneを持っててWi-Fiが無いと意味ないじゃん!」という野暮なツッコミは無し!(苦笑)
日本人にとってはいわゆるテレビ電話という類いは別に珍しいものでは無いはずですが、それでも何か見てて感じるものがありますね。シチュエーションの選び方と、それを30秒に詰め込むセンスの良さが光ります。
AppleのCMとしては珍しくBGMが全くないところにも注目。恐らくこれらのCMで訴えているのはFaceTimeの機能ではなく、その機能を使う事によって得られる『体験』なのでしょう。テレビ電話は日本人だとたぶん遊び感覚的な宣伝しかしないでしょうけど、Appleがやるとコミュニケーションの再定義になるんですね。つまりただのテレビ電話じゃなくて、人間なんだから顔を見ながら言葉で会話しようよ…という、ね。それを伝えるのに最も大事なのが『言葉』であって、その言葉が持つ『表情』だったりするわけで、BGMがなっちゃうとそれらを阻害しちゃう…という判断に依るのでしょう。いかにも『無駄を省く』のが得意なAppleらしいやり方かもしれませんね。尤も、BGM無しのCM自体はなにも珍しいものではありませんが。
日本バージョンもこの空気感をそのままに伝えて欲しいなぁ…、特にMeet HerとBig News。