りんごが好きなのでぃす

Macを中心に、たま〜にiPhoneやiPadなどの話題も届けていたら今年で26年目を迎えてました

docomo、2011年4月からSIMロック解除へ

 

来年4月以降、原則として全出荷機種でSIMロックの解除

CNET Japanより

ドコモ、2011年4月販売機種からSIMロック解除へ

NTTドコモは7月6日、携帯電話を特定の通信会社でしか使えないように制限する「SIMロック」を解除する方針を固めた。日本経済新聞電子版が同日正午に報じた。

同社広報部はCNET Japanの電話取材に対し、「6月30日に総務省が発表したガイドラインに基づき、SIMロック解除機能を導入していく」と回答。2011年4月以降に発売する端末には、原則としてSIMロックを解除する機能を導入する方針を明らかにした。

これによると『docomoは来年4月以降にSIMフリー端末を販売する』という風に勘違いしちゃいそうですが、気をつけて読むとSIMフリー端末を提供するとはひとことも言っておらず、あくまでも『SIMロックを解除する機能を導入する』と言っているだけです。つまり、初期状態では相変わらずSIMロックされておりユーザの意向を受けて初めて解除に応ずる、としているだけです。

それでも(例えば渡航機会の多い方などは)SIMロック解除の道が開けたと歓迎する方も多いでしょう。しかし『言われなければ解除しない』というスタンスは一般的なレベルからみたらむしろ見せかけのシステムであり、要するに総務省の提言に従ったという体裁を繕っただけとも言えそうです。

或は、iPhoneやiPadの獲得に失敗したdocomoが今回の発表をもって世論を【SIMロック解除万歳!】的な方向に誘導し、SoftBankを牽制…いや、ちょっとした虐めを企てたという下品な見方をすることも出来ます。いかにも天下りの多い企業による政治家的な陰湿な手法…とは言い過ぎでしょうか?(苦笑)

SoftBank側としては現時点でこの件についての公式なコメントは出されていませんが、基本的にSIMロック解除には慎重な姿勢を貫くものと思われますので、先のことは解らないものの現時点ではdocomoのみがSIMロック解除の方針を打ち出したということになります。

ところでdocomoが言うところのSIMロックを解除する機能…。つまりは端末購入時(或は購入後の任意の時期に)に『ロックを解除してくれ』と申し出る必要があるということですが、これに費用を課せられることは無いのでしょうか?

D「SIMロック解除手数料としてxxxx円申し受けますが宜しいでしょうか?」
U「え?ロック解除に費用がかかるの?」
D「当社回線との占有契約ではなくなるので占有契約者様と同じ扱いをするわけには…」
U「うっ…、じゃあロック解除しなくていいや…」

…なんてね。顧客を独占するためにも普通はこういう方策を取りますよね、たぶん。

補記:SIMロック解除に費用が発生するのはむしろグローバルスタンダード?