HTML5への対応強化や全体的な速度向上を図ったマイナーアップデート
6月8日、AppleはHTML5への対応強化や全体的な処理速度の向上を図ったSafari 4.1 for Tigerをリリースしました。このSafariは名前の通り、Mac OS X 10.4 Tiger (10.4.11)を利用されている方向けのものです。アップデート内容は以下の通り。
- JavaScript、Top Sites、トラックパッドのピンチジェスチャのパフォーマンスが改善されます
- DNS プリフェッチと改善されたページキャッシュによってページ読み込み速度が向上します
- 検索フィールドでの Bing 検索オプション
- HTML5 のサポートが改善されます
- スマート・アドレス・フィールドでの自動入力が改善されます
- タブ・ブラウズが改善され、タブ内で Web ページを自動的に開くオプションが追加されます
- 全履歴検索が改善され、Web ページがいつ表示されたかを示す日付インジケータが追加されます
- Top Sites と全履歴検索とを簡単に切り替えられます
- プライベートブラウズが改善され、プライベートブラウズが入のときにスマート・アドレス・フィールドにアイコンが表示されます
- XSS オーディタによるクロスサイトスクリプティングからの保護が改善されます
- JSON(JavaScript Object Notation)を使用する Web アプリケーションのサポートが改善されます
- 開発者用ツールが改善されます
- テキストを Web ページ内のテキストフィールドにペーストするときのパフォーマンスと安定性が改善されます
- 自動入力機能、PDF 操作、Safari から iPhoto へのイメージ転送の安定性が改善されます
- Facebook と eMusic.com を使用するときの安定性が改善されます
- Windows IIS による認証の信頼性が向上します
- etrade.com にログインしたユーザがファイルをドラッグできないことがある問題が解決されます
アップデートはデスクトップ左上のアップルメニューから「ソフトウェア・アップデート...」を選択するか、サポートページからアップデータをダウンロードして適用してください。アップデート実行後はアクセス権の修復を行うことをお勧めします。
Leopard (10.5.8) またはSnow Leopard (10.6.2以降) を使われている方は同時にリリースされているメジャーアップデート版のSafari 5をご利用下さい。