りんごが好きなのでぃす

Macを中心に、たま〜にiPhoneやiPadなどの話題も届けていたら今年で26年目を迎えてました

Flashは絶対に必要とはいえない

 

Flashが必要になることはある、しかし無ければ表現の幅が狭まるのか?

AppleのSteve Jobsが「Flashなんて要らないよ」と言ったことがちょっとした騒ぎを巻き起こしていますね。Flashはバギー (バグが多い) であり、またCPU喰いであるところがお気に召さない主要な要素のようです。

これと並行して言われているのが「FlashじゃなくてもHTML5で対応可能」というもの。HTML5は次期Web標準規格として控えているもので、現在のHTML標準規格よりもかなり表現の自由度が増します。ちょっとその一端を覗いてみましょう。

まずはこちら。SublimeVideoというサイトで公開されているビデオプレーヤーです。この動画の再生にはFlashではなくHTML5 (に対応しているブラウザ) の機能が使用されており閲覧する分には過不足ありません。

また、MacユーザにとってはFlash PlayerのようにCPUビジーになり難いのもメリットの一つに上げられるでしょう。

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HTML5による動画の再生はYouTubeでもベータ公開していて、少々バギーですが体験する分には問題ないと思います。

次はHTML5 Canvas and Audio Experimentと題されたページ。HTML5で対応することになっているcanvasとaudioメソッドを利用しています。

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現行のHTMLで同じ様な事をやろうとしたらFlashを使うのが最も手っ取り早いでしょうけど、ここではFlashではなくHTML5を利用しています。

上記はどれも受動的なコンテンツですが、こちらは能動的。Jonas Wagner's BlogにあるJS WARSというゲーム。ゲームも出来るということを示す程度のものですが、Flashでなくても可能であることを示す一例と言えるでしょう。

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また、作者は異なりますがFred Jones in Adventurelandと題されたマリオっぽいゲームもあります。

最後に紹介するのは最近にわかに注目を浴びているのSketchpadで、名前の通りお絵描きツール。これまではFlashなどのプラグインを使うしかありませんでしたが、Flashなしでも『描く』という使い方が可能になります。

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アイディア次第でもっと面白い使い方も出来るようになるでしょう。

こうやってみると『Flashでなければならないもの』がいまのWeb上に一体どれだけあるのか。Flashが絶対に必要な場合ももちろんあると思いますが、どちらかといえば特異な例に入るかも知れないですね。そう考えると「脱Flash」宣言やそれに伴う動きというのはあながち間違いではないように思います。