Firefox 3.6で採用されているフルスクリーンモード
Firefox 3.6からはいわゆる『フルスクリーン』表示が可能になったんですね。
フルスクリーンというのは、大まかにいうと画面全体にアプリケーションウィンドウの“中身”を表示させるもので、例えばiPhotoの編集画面とかiTunesのビジュアライザとかQuick Lookなど、色々なアプリケーションに用意されています。ウィンドウの最大化と混同しそうになりますが…
このように最大化とフルスクリーンでは上部のメニューバーやウィンドウの枠の有無といった違いが有ります。
Firefox 3.6ではこのようなフルスクリーンモードが用意されており、表示>フルスクリーンを選択するか、command+shift+Fを入力して切り替えます。
フルスクリーンモード中は画面の上辺にマウスを持って行くとタブやアドレス欄などが表示されますが (下図左) 、ブックマークバーやツールバーはここには含まれておらず、またiPhotoの編集画面などのようにMac OS Xのメニューバーまでは降りて来てくれないのでブックマークを利用したり他の操作をするためにはキーボードショートカットを入力するか、一旦フルスクリーンモードから離脱する必要に迫られるため少々不便です。
ちなみにフルスクリーンモードから離脱するには、下図左の画像右上に見えている[元に戻す]ボタンをクリクするか、command+shift+Fを入力します。[esc]キーでの離脱は出来ません。
どうやらこのフルスクリーンモードは通常のWebページを広大な画面で閲覧するという目的よりも、特定の場面で必要に応じて切り替えて使うという目的に向いているようですね。前者の用途なら、やはり今まで通り「画面の最大化」で閲覧した方が不便な思いをすることは無さそうです。