Goeckoエンジン搭載のMac OS X専用ブラウザ、久しぶりのメジャーアップデート
11月19日、The Camino ProjectはCamino 2.0を正式にリリースしました。Camino 2.0はFirefoxなどと同じGeckoエンジンを採用するMac OS X専用設計のWebブラウザで、これまでの最新版であったv1.6.10のメジャーアップデート版になります。
Camino 2.0の特徴は以下の通り。
- Improved tabbed browsing:タブ機能の改善
ドラッグ&ドロップによるタブの並び替えとタイル表示 (下図) に対応しました - New security features:新しいセキュリティ対策
Google Safe Browsingをサポートしフィッシング対策等を強化しました - Full content zoom:全画面ズーム
ページに表示されているもの全体の拡大に対応 (今までは文字のみの拡大) - Download notifications:ダウンロードの通知
ダウンロードの完了が通知されるようになりました (Growlが必要) - Recently closed pages:最近閉じたページ
"履歴"メニューから最近閉じたページを再表示可能になりました - Improved support for Full Keyboard Access:フルキーボードアクセスに対応
このほかの情報はCamino 2.0のリリースノートをご覧下さい。なおCamino 1.6.xで1Password 2.xを使われていた場合、Camino 2.0では1Passwordが利用できなくなりますのでご注意下さい。
CSS3への対応はまだ不十分のようですね。私のブログで使用している"gradient"、"radius"、"box-shadow"などは未だに実装されていません (gradientはFirefoxも未対応) 。
ちなみにFirefoxは現在3.6β3が公開中。もう間もなくリリース候補版 (RC版) が公開になると思います。JavaScriptの処理、速くならないかな…。3.5が出た当時よりも今のバージョンてずいぶん遅い気がする… (Safari 4.xが爆速なのか?) 。