Appleのサポート文書によると新しいiPod touchは第三世代にはあたらないみたい
9月9日に登場した新しいiPod touchについて大半は「iPod touch (3rd Generation)」、つまり第3世代という扱いをしているようですが、Appleのサイト内をよく見てみるとどうやら第3世代ではなく、あくまでも『2008年に発売された第2世代のマイナーチェンジ版』という扱いになっているようです。
そう判断するに至った根拠の一つがこれ。Apple StoreのiPod用USBケーブルのページに載っている対応機種の一覧図。
先のイベントではiPod touch、iPod nano、iPod shuffle、iPod classicのリニューアルが発表されましたが、この図を見ると世代交代しているのは"第5世代"と明記されているiPod nanoのみで、iPod classicとiPod touchは"2009"という呼び方が与えられているのが分かります。また、iPod shuffleにおいては外観 (カラー) 以外の変更はされていないことから、これまで通り「3rd Generation」として扱われるものと思われます。
また本家Appleで公開されているiPod touchのサポート文書を見るとやはり同じような記載があり、例えばiPod touchの32GB版と64GB版が新たに対応したVoice Controlに関する文書の表題が…
iPhone 3GS and iPod touch (Late 2009)*: Tips and tricks when using Voice Control
…の様に『 iPod touch (Late 2009)*』と記載され、注釈 (※印) では『* Available on iPod touch 32GB and 64GB (Late 2009).』という風に書かれています。つまり、8GB版は2008年にリリースされている"iPod touch 2nd Generation"が継続販売されるもので、上位の32GBや64GB版に至っては第3世代ではなく2008年リリースの2nd Generationのマイナーアップデート版という位置づけで、識別のために「iPod touch 2nd Generation (Late 2009) 」と呼ぶのが正解のように思われます。
というわけで、本ブログでは9月9日に登場した各iPodは今後以下のような呼び方で統一する事にしますのでよろしくお願いします。なおスペースや段組みの関係で略記する場合もあると思いますのでその点は予めご了承ください。
- iPod touch 8GB:iPod touch (2nd Generation):今まで通り
- iPod touch 32GB, 64GB:iPod touch (2nd Generation Late 2009)
- iPod classic 160GB:iPod classic (Late 2009)
- iPod nano:iPod nano (5th Generation)
- iPod shuffle:iPod shuffle (3rd Generation):今まで通り
なおiPodの見分け方のページには9月9日に登場した各iPodはまだ掲載されていません (ここの情報が更新されるのを待っていたのですが…)。