隠しコマンドの王道[option]ボタンは一部のメニューバーアイコンでも機能する
Macの[option]キーはなかなか侮れないヤツで、例えば[command]+[W]なら一枚ずつウィンドウを閉じますが、[option]+[command]+[W]と入力すれば全てのウィンドウ (但しその操作を行ったアプリケーションが開いているウィンドウのみ) が一気に閉じます。これはファイルメニューで[option]を押しても、あるいはウィンドウの"閉じる"ボタン (ウィンドウ左上の赤いボタン) を[option]クリックしても同じ。
そんな便利な[option]キーがメニューバーアイコンにも使える、というのがMacworldに載っていました。もちろんMac OS X Snow Leopardから使えるようになったわけではなく、一部はMac OS X Leopardなど以前のバージョンでも使えるのですが、ここではSnow Leopardでの例を幾つか紹介します (via Macworld)。
一つ目は「サウンド」メニュー。Leopardまでは音量調整しかできませんでしたがSnow Leopardでは複数のオーディオ入出力装置を使っている場合において、サウンドのメニューバーアイコンを[option]を押しながらクリックすると入出力装置の選択ができるようになるそうです。今まではシステム環境設定でその都度切り替えをするか、Apple Scriptや他社製のアプリを組み込んで対応する必要がありましたが、Snow LeopardではOS標準の機能として用意されたわけで、これは便利♪
二つ目は「AirMac」メニュー。これはLeopardでもほぼ同じことができていましたがSnow Leopardでは若干強化されている模様。[option]を押しながらクリックするとAirMacの通信状況 (情報) が表示されます。
三つ目は「バッテリー」メニュー。表示されるのはMacBook Proなどのノート型Macに限られますが、バッテリーの充電状態といった情報が[option]クリックによって少し詳しく表示されます。
四つ目は「Sync」メニュー。こちらも[option]クリックすることによってMobileMeとのシンクロ情報が詳細に表示されます。あまり使わない人も居るかもしれませんが、こまめにシンクロをさせているモバイルユーザーや、他者とのデータ共有を頻繁に行っている方にとっては重宝する機能だと思います。
画像はMac OS X 10.5 Leopardのものです