りんごが好きなのでぃす

Macを中心に、たま〜にiPhoneやiPadなどの話題も届けていたら今年で26年目を迎えてました

Safari 4の正式版をリリース

 

"ベータ"が取れたSafari 4の正式版がリリースされています

6月9日、Appleは同社製のWebブラウザの最新版となる"Safari®4"をリリースしました。対応プラットフォームはMac OS X Tiger (10.4.11) 、Mac OS X Leopard (10.5.7+)、Windows XP、Windows Vistaとなっています。

Safari®4は2009年2月24日にPublic Betaが公開されており、今回のリリースはこのベータテストを終えた正式版となります。Beta版と比べて極端に変わった所はありませんが、細かな所で仕様が変更されていて使い勝手が改善されていました。

safari4_scr01.jpg

タブのデザインと表示位置、アドレスバー右端の状況表示が変わった

まず一番目立つのがタブの表示位置。BetaではGoogle Chromeのようにタイトルバーとタブを兼ねたデザインになっていましたが、正式版ではSafari 3までと同じくブックマークバーの下に戻されました。ただ、タブのデザインはSafari 3よりも若干スタイリッシュになり、"閉じる"ボタンはタブにマウスが重なった時だけ表示されるようになっています。

もう一つ変わったのがアドレスバーの右端に表示されている読み込み時の状況表示方法とRSSフィードの有無を知らせるアイコン。Betaではアドレスバー右端のリロードアイコンに置き換わる形で読み込み中を知らせる"くるくるアイコン"が表示されていました。この方法はスペースを占有しないという利点がある反面、視認性が低いのとリロードアイコンが隠れてしまう (読み込みの最中にリロードしたいと思った時、知らないとボタンを探してしまう) という不便さがありましたが、正式版では上手のような表示になり非常に見やすく、また扱いやすくなりました。

Safari 4ではブックマークや履歴に対してページプレビューを保存しておく事が出来ます。iTunesなどでお馴染みのCover Flow方式になっており、Webページのキャプチャ画像がiTunesのアートワーク (ジャケット写真) のように並んで表示されるので、例えばアドレスやサイト名は忘れたけどページの印象が残っている、といった状況で記憶をたよりに検索するといった使い方も出来ます。

Safari 4を初めて起動するとき、ページプレビューを作成するかどうかを訊ねられます。もし保存する事を選択しても、その後何かの都合で保存したものを削除したい場合はSafariメニューから"Safariをリセット..."を選ぶと削除する事が可能です。

safari4_scr02.jpg

ページプレビューを削除したい場合はこちら、Top Sitesの並びも初期化できる

さて、Safari 4を入れても起動しない云々のトラブル報告が方々で見られます。その大半は相も変わらず『SIMBLプラグイン』を残したままアップデートしたのが原因。母体となるアプリケーションのバージョンにシビアなのでアップデートする時はSIMBLプラグインを全てOFFにするのが鉄則なのですが、どうしてやらないんでしょうね?

ところが、SIMBLを外したり、あるいはSIMBLフォルダを削除したのにまだ問題が起こる、という方もちらほら。もちろんSIMBL以外に問題がある可能性も否定は出来ませんが、SIMBLを使われているのであれば、念のため以下のディレクトリを確認して対処してみて下さい。もしかしたらこれで復旧するかもしれません。
・Macintosh HD/ライブラリ/Application Support/SIMBL
・Macintosh HD/ユーザ/(name)/ライブラリ/Application Support/SIMBL
→両方のSIMBLフォルダを削除

【ダウンロード】Apple|Safari 4 (フリーウエア)