待望のコピペ対応など新機能盛り沢山のiPhone OS 3.0は夏に登場予定
3月17日、AppleはiPhone/iPod touchに搭載されているOSの次期メジャーアップデート版となるver. 3.0の仕様についての発表を行いました。事前に噂されていた機能の多くは実装されるものの、実際にはその程度にはとどまらないかなり大掛かりなアップデートになるようです。以下、発表項目の箇条書き (順不同) 。
- カット&コピー&ペーストに対応
- Push Notificationの実装
- MMSに対応:S!メール対応になるか?SoftBankさん、よろしく!
- Mail.appの機能向上:ランドスケープ (横画面) に対応など
- Spotlight (検索) 対応:iPhone内の横断検索が可能に
- Safariの機能強化:ログインIDやPWの記憶など
- ボイスメモ機能追加:MMSやEメールへの添付も可能
- App Storeの改良:アプリ内でのコンテンツ販売、月額制の許可など
- Mapのアップデート:App内でGoogle Mapを利用、Mapの進行方向連動など
- ペアレンタルコントロールの拡充
- HTTP経由でのVideo&Audioのストリーミングに対応
- P2Pのサポート:Wi-Fi、Blutoothでの接続
- Firewall越しのVoIPに対応
- カレンダーの機能向上:CalDAVに対応
- YouTubeアカウントに対応
- アクセサリー類のサポートを強化
- Stereo Bluetoothに対応
- iPod nano 4th同様、「振ってシャッフル」機能をiPhone/iPod touchにも
iPhone/iPod touch OS 2.xまでに挙げられていたユーザの要望がかなりの形で取り込まれていますね。メジャーどころの機能向上もさることながら、Mailのランドスケープ対応は地味ながらとても有意義な機能向上と言えるでしょう。また、携帯マルチメディア端末としての機能充実も多く見られ、特に日増しに注目度が増しているゲーム端末としての機能向上 (P2P対応など) が図られているのは注目に値します。
新しいiPhone/iPod touch OS 3.0は今年の夏頃に公開予定となっており、iPhoneユーザには無償提供、iPod touchユーザには$9.95 (日本での価格は未定) での提供になる予定です。なお、初代iPhoneでは本体仕様の制約などからStereo Bluetoothなど一部の機能には対応出来ないそうです。
【プレスリリース】
Apple Japan|アップル、iPhone OS 3.0のベータ版をプレビュー
【参考】
GIZMODE Japan|iPhone 3.0 OS ガイド:これだけ覚えとけば大丈夫