MBP 17-inch の特権、オプションのアンチグレア液晶とは?
2007年8月に登場したアルミボディのiMac、2008年10月に登場したアルミ削り出しボディ (unibody) のMacBookとMacBook Pro 15インチモデル、そしてApple LED Cinema Display(24インチ)これら全てに共通しているのがガラスディスプレイを採用していること(iPhoneやiPod touchもそうだが)。黒く縁取られたそのデザインと艶やかな表面は高級感の演出や鮮やかな発色に一役も二役も買っているのだが…
やっぱり一部の人達にはこの光沢画面が懸案事項になるようで、特にハイスペックマシンを駆使するプロシュマーの現場では仕事の能率や作品の出来映えにまで影響しかねない。クリエイティブな現場で使われることが多い大画面のMacBook Pro 17インチモデルならなおさらだろう。
恐らくAppleは今回この部分に配慮したのだろう。1月6日に発表されたMacBook Pro(17インチ、Early 2009) にのみ、オプションでアンチグレア液晶が設定されている。Apple Storeで発注する際にこのオプションを指定すれば非光沢液晶を搭載したMacBook Proに仕上がる。
気になるこの非光沢液晶の威力はやはり絶大のようで、マイコミジャーナルが公開している取材時の写真を見ても一目瞭然だ。かつてノート型Macが標準で採用していたアンチグレアそのもの。環境光の移り込みも全くと言っていいほど見られない。
ただ唯一気になるのは、標準のガラスディスプレイだとベゼルは黒で縁取られているのだが、アンチグレア仕様にした場合は旧来のMacBook ProやMacBook Airと同じようにシルバーのベゼルになる。この違いを好しとするかどうかは個人の好みが別れる所かもしれない。
ちなみにアンチグレアモニタをオプション指定した場合は本体価格が5,670円高くなる。今のところはMacBook Pro(17インチ、Early 2009) に与えられた特権だが、わたし個人の意見としては他のノート型Macにも同じオプションを用意してもらいたいところ。やはりノート型のMacにはアンチグレアモニタの方が似合うのだ。
【参考】Macworld - Appleブースの主役はiLife、MacBook Pro非光沢オプションにも高い関心@マイコミジャーナル