Mac OS Xの代表機能「Dock」の特許をようやく取得
Mac OS Xの代表的機能の一つといえる「Dock(ドック)」。無くても困らない機能だと言えない事はないが、あれば重宝この上ない便利な機能。Mac OS Xユーザにとってはもはや空気のごとく当たり前の存在になっていると言えよう。
このDockとは何者かと言うと、簡単に言えばランチャーのようなもの。アプリケーションやフォルダ、あるいはファイルなど登録しておくことによって簡単にそれらにアクセスする事が出来るものだ。デスクトップにエイリアス(ショートカット@Win)を置いておくのと似ているが、Dockを使った方が整理しやすいなどの利点は案外多い。
で、あまりにも当たり前に使って来ていたので考えたこともなかったのだが実はこの機能の特許が下りたのはついこの間、2008年の10月7日。資料によると申請したのは1999年12月20日となっているので実に9年越しの特許取得ということになるわけだ。遠い道のりだったね、Appleさん。ところで、Vistaのサイドバーはこの特許を侵害していることにならないか?ならないか、用途が違うもんな(笑)
[余談]1999年末の申請だから当たり前のことなのだが、書類に添付されている図解を見ると、そこに描かれているMac OS Xはメニューバーの真ん中にアップルロゴがあるのでPublic Beta版までの面影を見ることが出来る。また、この頃はIEもAppleに認められていたってことなのか、ちゃんとDockにIEが居座っているのも面白い。Netscapeじゃないんだね(TT)。
関係ないけどイラストにある"UFO Newsletter"フォルダの中身って何かな?(笑)
User interface for providing consolidation and access@US Patent 7434177
- [参考]Mac OS X Public Betaのデスクトップ画像を見てみる
- 【ネタもと】Apple awarded patent on the Dock@AppleInsider
- 【資料】User interface for providing consolidation and access@United States Patent
- 【参考】Mac OS Through the Years@iindigo 3D
- 【関連】アップル、「Mac OS X」の「Dock」に関する特許が認められる@CNET Japan
- 【関連】Apple、Mac OSXの「Dock」の特許を取得@気になる、記になる…