「Mac OS X Leopard」の発売開始後1カ月の売り上げが過去最高に--NPD調査
Appleの最新オペレーティングシステム(OS)である「Mac OS X Leopard」が過去最高の売れ行きを見せている。調査会社NPD Groupが米国時間12月17日に発表した。
記事によると、2005年5月にTigerが発売されたあとの最初の月間売り上げに比べて、2007年10月に発売したLeopardは金額ベースで32.8%増、本数ベースでは20.5%の増加。これは過去6年間に発売されたMac OS Xの中で最高の売れ行きだそうです。Tigerも相当な勢いで売れたように記憶しているので、このLeopardの売れ方がいかにすごいものであるか…。
記事では発売日の設定が良かったと書かれていますが、果たしてそれだけでしょうか。もちろんLeopardに採用された幾つもの魅力的な新機能のおかげもあると思います。私なら『好調なMacBookの売れ行き』というのも付け足したくなります。
今のMacBookというのはかつてPowerPCが使われていた頃のiBookに比べると上位機種との差が小さくなっています。Intel CPUの採用でMac全体の性能が底上げされたので、一般程度の使い方をする分においてもマシンパワーに少しゆとりが生まれた、と言うこともできるでしょう。これにより大方の仕事をこなすことができるノート型MacがiBook以上に身近な存在になったということができます。
このことはMacBookの新規ユーザ獲得はもとより、既存ユーザの確保にも一役買っているものと思われ、そういった部分がLeopardの"金額ベース"での大きな伸びに繋がっているものと推測できます(ファミリーパック購買層が増えた)。
もちろんLeopardからは正式に64bitをサポートするようになったこととか、Boot CampによりWindowsとしても起動できるようになったというのも大きな誘因となるでしょう。と同時に、PowerPC時代のVirtual PCではなし得なかったネイティブに近い仮想環境をParallels Desktop 3.0 For Mac やVMware Fusionによって得ることができ、両OSを同時に起動した環境で作業がしやすくなったというのも非常に大きな魅力の一つと言えるでしょう。
たぶん来月開催のMacworld Expo SFにおけるJobs CEOによる基調講演のトップ話題はLeopardの好調な売れ行き、でしょうね♪(その他の話題の方が気になりますが…)
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# 2019年4月11日、本文体裁修正